まるで映画のワンシーン
「以前勤めていた居酒屋に閉店後、鍵が掛かってない裏口から侵入し、残り物
の食材で、余ったご飯を食べていて、材料が毎日減っているのを店側が不審に
思い、警戒していたところ、建造物侵入で逮捕。」
その元従業員は「職もなく、腹が減って毎夜そこで食べていた」と・・・。
時代の象徴とか、哀れも感じながら、ふと或る映画のワンシーンが・・・・・・
前後は省略するとして、見るからにホームレス風の男が、主人公のちょっと
精神障害のある青年を連れて、銀座だったかもしれない高級レストランの裏口
から侵入し(もちろん閉店後)、其処の調理場でまるで勝手知ったる職場の様に
、無駄なく見事な手際で、見事に「オムライス」を料理完成。
然も、最近流行のケチャップライスの上にオムレツを乗せ、それをデザートナイ
フでスーっと割るとフワフワオムレツが静かに崩れて、全体を覆うという逸品。
1970年公開「どですかでん」 監督:黒澤 明 自身初のカラー作品。
何かを声高に訴えるという感じじゃなく、見終わって「余韻」に浸った・・・
そのような映画だった。映像は奇妙な美しさがあった。そんな印象。
70年代とはいえ、三十年以上経った今見ても古さは感じないかも、「巨匠クロ
サワ」の為せる業か・・・・。
そうそう、今日の事件のように「逮捕」されたかどうか?
其処は映画のストーリーでは、然して重要じゃなかったみたいだ。と「想う」
