心理系の資格取得
「~セラピストとしてのキャリアプラン~」
について
今日は先日交流分析士について書いたので、心理カウンセラーの「資格」について話したいと思います。
まず大前提に、日本には「心理カウンセラー」や「心理セラピスト」の国家資格はありません。
日本では、民間の団体、学校、特定心理療法団体の組織が「団体の認定資格」としていろいろな資格を発行しています。
臨床心理士、発達臨床心理士、認定心理士、産業カウンセラー、心理相談員、精神対話士、
○○公認メンタルセラピスト、○○認定マスタープラクティショナー、○○療法士
メンタルヘルスマネジメント検定、心理学検定 ・・・・
もちろん、認知度、難易度、取得期間、様々な差異はありますがすべて民間団体の認定資格です。
交流分析でいうと、日本交流分析学会、日本交流分析協会(交流分析士2級については12/6のブログへ )、日本TA協会(国際TA 協会)等が認定資格を作っています。
統一された国家資格がない上に現在日本には200種類以上の心理療法、○○セラピー、○○カウンセリングが存在するといわれています。その中から自分で情報を集め、比較検討し、選択していくことは大変な作業かと思います。さて、「セラピストになろう!」と思った時、我々はどのようにセラピストとしてのキャリアプランを考えていけばよいのでしょうか?
第1のカテゴリーには、心理学の基礎的知識に関する資格の取得です。
大学の心理学部卒、心理系大学院に進む、通信教育などで学士、修士などの学位記の取得です。
又、支援する対象が「労働者のメンタルヘルス」や「精神障がい者支援」など明確な場合、
産業カウンセラーや精神保健福祉士(福祉系国家資格)、社会福祉士(福祉系国家資格)等の資格も含まれるかと思います。
第2のカテゴリーには、自分自身が得意とする心理療法、セラピーに関する資格の取得です。
例えば再決断療法ならば根拠理論は「交流分析」と「ゲシュタルトセラピー」にあります。そこで交流分析の団体の資格やゲシュタルト療法の資格を取ることやスパーバイズを受けることは必要なことかと思われます。
自分の「核」となるセラピーの資格の取得はセラピストとしてのキャリアプランを考える時には非常に重要となってきます。
第3のカテゴリーには、他の心理療法や周辺学習領域です。
例 傾聴 認知行動療法 ブリーフセラピー NLP
催眠療法 論理療法 アートセラピー …等
その他、セラピーに限らず、ファシリテーション研修やカラーやアロマテラピー、発声…等々自分がセラピーをする際にプラスになるものすべてです。
さて、資格取得には早ものでも半年、長ければ数年単位の時間がかかります。又、経済的負担も大きいかと思います。私自身、心理の勉強をはじめたのが遅かったので実際に第1や第2のカテゴリーの勉強を計画的、平行的に続けていました。
資格取得目指すときは、初めに「私は誰に対してどんな支援をしたいのか」を明確にしてください。
よく言われることですが、資格はとったら終わりではなくそこがスタートです常にその先に居る自分自身をイメージして資格取得を目指して下さい。
後記
よく名刺を渡し「心理カウンセリングをやっております」と話すと訊ねられることがあります。
「心理カウンセラーって何か資格がいるんですか?」と・・・
私は、こう答えます
「『心理カウンセラー』と名乗るだけなら特に資格は必要ありません、○○さんも今ここで 『心理カウンセラー』と名乗っても法的に罰せられることはないでしょう(注)、ただし、私が『心理カウンセラー』と名乗る以上は、どのような療法を学び、どのようなカウンセリングを行うかそしてどのような活動をしているかをクライエントに開示して同意を得ることを大切にしています。」
と後に必ずこう付け加えます。
(注)心理カウンセラー の名称の中には商標登録されているものありますので使用の際は各自で調べて御注意してお使いください。