笑う門(かど)には福来り | Junk-music

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ふとした出会いが人生を掴む

一ヶ月ぶりの園のコーラスの会

新年はじめての歌の会

前会は積雪のためお休みにしてもらった


昨年の暮れから「ほろほろと」の曲を思い出し

歌っていたが今年は

「明るい曲」を歌っていこうと明けてから計画


まず歌い始めは

わらべ歌「あんたがたどこさ」「かごめかごめ」

「ずいずいずっころばし」

今年は頼まれている認知症の音楽療法を

実践しようと最近は音楽療法の本も漢検と共に

勉強中

まだ十分ではないが認知症についても少しずつ

わかってきた

昨年の反省から重度の人と軽度の人の歌を

違えるようにした


一グループ(軽度の人たち)


Junk-Music 無限重奏-うぐいす


Junk-Music 無限重奏-鐘の鳴る丘、とんがり帽子

とんがり帽子の歌はあまり歌ったことがなかったが母が

歌うのをよく聞いていた

音楽療法の本には戦争孤児のことは思い出させるので

よくないと書いてあったがさらっと話した

作詞の菊田先生も戦災孤児だったことを最近知ったので

「君の名は」の歌の出だしを少し聞かせた

「先生、君の名はもラジオでよく聞いたよ」と何人か言う

我が家にも子どもの頃「君の名は」のラジオを聴きに近所の

人が集まっていたのを思い出した

「バラが咲いた」はずっと後のテレビでよく歌ってたのでみんな

楽しそうだった


長い休みが続いたせいなのか?2グループ(重度)は怒る人や

口げんかをする人が多い

Sさんはは「お母さんが死んで悲しか~」と泣き出し歌う事が難しい

「○○さんは笑顔が素敵」と言うと喧嘩が収まる

「○○さんは笑うだけで何も言わっさん」とさっきまで泣いていた

Sさん悪口に発展

「Sさんお母さんは天国でSさんがにこにこして人に優しかったら

嬉かよ」と言うと文句が止みほおえむ

内心どぎまぎしたが「笑う門には福来るって知ってる?」と言うと

半数以上の人が笑い出しやっと歌う段になる

わらべ歌や童謡「兎とかめ」手遊びでやっと楽しくなる

最後に会の歌「おぼろ月夜」を歌った後、喧嘩が多く歌は歌わない

○○さん「先生この歌ば作った人はだいね?」

「........? 思い出せないので次の会に調べてきますね」

歌は歌わない人も興味はいろいろ、もっともっとあやも勉強しなくちゃガーン

2グループでは30分の歌が今日は15分しか歌えなかったが

帰りには看護士に手を引かれ「ありがとうございました」と挨拶する

Yさんを見て嬉しさが込み上げ園を後にした


もっともっと認知症についても学ばねばならないと実感