ちょっと余裕ができたので、押し入れの段ボール箱を整理していたら、古いデジカメがいろいろ出てきたので、しばらくは、私のデジカメ変遷を書いていこうかと思います。
●アナログ最後のカメラ
先のブログにも書きましたが、いろいろなアナログカメラに出会い、中にはとても欲しかったのに購入できなかったカメラもたくさんありましたが、子供の成長につれ、私のカメラ熱も段々冷めて行って(というより、子供の養育費が大変でカメラを買う余裕がなかったというのが本当のところ)、最後に買ったアナログカメラは、「キャノンIXY」というAPSサイズの小さなカメラでした。
それまでのコンパクトカメラは、ほとんどがプラスチック製でしたが、「IXY」はステンレスボディ。デザインもシンプルで、他のプラスチックカメラとは違うそのずっしりとした重量感が魅力でした。
▲1996年に発売されたステンレスボディが魅力の「CANON IXY」
●最初に買ったデジタルカメラ
ところが、その2年ほど前からWebに携わることになり(おそらく私はWebの仕事に携わった最初の人間の一人です)、写真をデジタル化する必要が出てきて、デジタルカメラに興味をも打つようになってきました。
日本で最初に発売されたデジカメは、カシオの「「QV-10(1995年発売)」で、非常に小さくかっこよく見えたものですが、まあ、初物好きのおもちゃで、ほとんど実使用には耐えられないものでした。
しかし、その後ソニーなどの家電メーカーも参入するようになり、あっという間にデジカメは広まり進化していきました。
私が初めて買ったデジカメは1997年、ソニーから発売された「DSC-MD1」というカメラで、記録メディアにデータ用のMDを使うと言う、非常にユニークなものでした。
当時はまだ35万画素!の時代で、記録メディアとしては、4メガ程度の内蔵メモリか、フロッピーディスク!!を使用していましたから、140MBの容量を持つMDは、非常に画期的だったと思います。
しかし、価格が128,000円と非常に高価で、気軽に買えるものではなく、これも仕事のため、と自分に言い聞かせて購入したものです。
「Canon IXY」を買ってから、まだ一年もたっていませんでした。

▲1997年発売のソニーMD Cyber-shot DSC-MD1。
※商品の詳細はこちらのページで
▲記録メディアは2.5インチMD DATA。ノーマルで2000枚、ファインで約1000枚の写真を記録することができた。
▲録音も可能、写真の説明を音声で記録することもできた。
▲液晶画面にはフードが付いていて、日中の外でも画面をくっきりと見ることができる。
▲液晶画面は角度を変えることができたので、ローアングルでの撮影も楽にできた。また、液晶画面のフードは取り外すことができる。
しかし、画素数の競争が熾烈になり、それまで35万画素が最大だった解像度も、70万画素、100万画素、200万画素とあっという間に上がって、この優れた機能を持つカメラも、一年もしないで古くなり、使い物にならなくなってしまいます。
僅か数回、山に持っていって野草を撮り、数枚の写真をサイトにアップしただけ。高い買い物になってしまいました。













