オリンパスOM-1を、一度も使わないまま紛失してしまった後、しばらくはカメラのない状態でしたが、子供がちょうどかわいい盛りだったので、義兄に頼んでカメラを借りることにしました。
義兄は、カメラマニアでカメラをいろいろ持っていましたが、その中から貸してくれたのが、何とペンタックスの6×7という大きなカメラでした。
ペンタックス6×7は、形は35ミリ一眼レフをそのまま大きくしたような形で、ブローニーのフィルムを使うタイプでした。
ブローニーの扱いは、前のミノルタオートコードでなれていたので、それほど問題はなかったのですが、なにせ重い!とても持ち歩ける重さではありません。先ほどネットで調べてみたらボディだけでも1.8キロもあったのですねぇ。重いはずです。
結局、家の近くで2~3回、子供を撮っただけで、半年もしないで返しました。
それからしばらくして、同じ義兄が、コンパクトカメラを買ったのだけど、使わないからあげる、といってくれたカメラが、オリンパス35EDでした。
オリンパス35EDは、非常にコンパクトなカメラで、当時流行っていたハーフサイズカメラのペンと大差ない大きさでした。
レンジファインダーカメラは学生時代兄に貰ったワルツワイド以来で、私が初めて使ったコンパクトカメラでした。
露出はすべてオートで、絞りやシャッタースピードはカメラ任せ、ピントを合わせてシャッターを押すだけの非常に簡単なカメラで、完全マニュアルのカメラに慣れていた私にとっては、なんかあっけなくて、写真を撮っている感じがしなかったものです。
それでも、このカメラは、かつて持っていたペンタックスの一眼レフよりもきれいなのではないかと思えるくらい非常によく写ったので、ずいぶん重宝して、2年ほど使いました。
で、ある日、突然シャッターが落ちなくなったのです。
捲き上げレバーも全く動きません。自動シャッターを試したら、自動シャッターも下に降りたまま、ぶらぶらした感じになってしまいました。
私は、もう完全に壊れたと思って、ずっと放っておいたのですが、先日、思い出して引っ張り出してみて、はじめてはっと気が付きました。ひょっとして電池切れか?と。
当時の電池は水銀電池で、現在は売られていません。(水銀電池は2000年前後に製造・販売が禁止されてしまいました)
それに、電池の形が変わっていて、ボタン電池の様でもあるけど、厚さが1cm以上あるんですねぇ。ちょっと短い単三電池といった感じ。それも2個も使っているのです。
いま、そんな電池は売っていないので、百円ショップで2個で100円のアルカリのボタン電池を購入し、ビニールチューブとアルミホイルを使って自作してしまいました。
で、おそるおそる自作の電池を入れて見ると、突然。自動シャッターがジ~という音を出しながら動きだし、パシャっとシャッターが落ちたではありませんか。
何のことはない、やはり電池が切れただけだったのですね。メカには何の問題もなく完全に動きます。
ということで、このカメラは大切な一台となってしまいました。

