いやぁ、ポタフェスももう半年前なんですが…

もうそれは仕方ないので、とにかくレビューを消化していきたいと思います。

期間が空いたのはM3とか依頼で絵の方が立て込んでいたってのも大きな理由ですけどね。


2019冬 ポタフェス秋葉原の試聴機レビューです。
聴いてきたイヤホンのインプレをしていきたいと思います。

※バランスの評価について
やっぱ見てて分かりづらいのを自分でも感じてしまうので、自分以外にはなおさらだろうな…と思い
音のバランスと感覚評価を別項目にします。 過去のものも遡って修正していきたいですが、
試聴環境に違いが出ている事もあるので どうしても不完全なものになると思います。
まだ全然記事の数を書いてないんで、形式の揺らぎがあるのはお許しくだされ…

※帯域のバランスについて
低域・中域・高域を☆1~☆5で評点します。出方や量が普通であれば☆3とします。
従来と違い音質の印象を含みません。(ある程度リンクする部分はありますが、あくまで出方です。)

※印象評価について
こちらは今まではバランス評価に含めていた音への印象を単独で評価としたものです。
10点満点で、普通が5点になります。5点を切る場合は弱点と言った感じです。

また、オススメ度も10点満点に変更します。
オススメ度は「音質と物を総合的に考えてどのくらい欲しいか」って感じの評価です。
価格は評価には入れません。(極端に高い・安い物は除く)価格は変動するので、評価し辛い為です。 



①Accoustune 1655CU

<オススメ度> ☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5 (試聴)

最近はメジャーになりつつあるAcoustune。1695Tiは結弦ホンの話題も相まって人気急上昇でしたね。
見た目がゴテゴテしているのも特徴。カッコいいと思うかダサく見えるか分かれる所ですが、個人的には良いと思います。音もいいしね。 ちなみにこいつは白地に金の奴です。

【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆☆★ 4.5
中域 ☆☆☆☆- 3.5
高域 ☆☆☆☆- 3.5
<印象評価>
低域 7.2

中域 6.8

高域 7.4

低域のキレが良いです。音圧も十分に感じますね。DDは音圧がしっかりしている事が多いですが、BAだと「音量として十分鳴ってはいるが圧が物足りない」となりやすいポイントです。 
中高域はエッジがしっかり効いているので解像感は高いです。 
高域は響きがかなり美しいです。ここも荒い機種は結構粒がバラけるので大事なポイントです。

【総評】
DDらしい音ですが、やはり新しい機種だけあって近年の主流になりつつある解像度系DDですね。
鳴り方としてはよくまとまった元気系です。リスニング向けとしてはかなり王道、バランスがいいです。
元気に鳴りますが、各帯域の量自体はバランス寄りに感じます。その上で低域と高域をしっかり鳴らしつつ中域をしっかり分離しているので解像度も高く、いろんな要素を高水準にまとめたハイバランス機ですね。いいと思います。
acoustuneは結構リスニング感を重視する音作りが基本で聴いていて楽しい音ですね。




②Acoustune 1695TI Gold

<オススメ度>☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 10 (試聴)

Acoustuneの名を一気に広めた結弦ホンです。こういう限定機もしっかり買って使う辺りが羽生さんのガチっぷりを物語るというか、しっかりオーオタしてると思います。
ホントはこういう人にイヤホンの企画とか監修みたいな事もしてほしいんですがね…
限定品で中古価格が値上がりしている機種です。正直プレミア価格にお金は出したくないので、何らかの新フラッグシップを出して欲しいんですがどうなんでしょうね。

【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆☆☆ 5
中域 ☆☆☆☆- 4
高域 ☆☆☆☆- 4
<印象評価>
低域 9.0

中域 8.1

高域 8.8

とにかく音の奥行きが深いです。1655CUも音場や定位はしっかりしていましたが、頭一つ以上抜けています。
低域は深く非常に立体感のある音です。上下の深さももちろんですが、3次元的な音の感覚があります。
中域は結構近めに聴こえます。個人的には中域が近いと気になる方なのですが、全体の音のバランスを崩す事なく鳴っていて悪くないです。
高域の抜け・伸びも素晴らしいですね。こちらも低域と同様に奥行き感を感じる特徴的な音です。
音のひとつひとつが立体的なこともあり、音場の広さを非常に感じる機種です。

【総評】
発売当初は「イヤホンで10万とか自分には全く縁がないな…」と思っていたのですが、今となってはこの音で10万というのがヤバいと思います。なんなら10万全然出せます。
この音で限定品となると、他社なら20万近い可能性も全然ありますね。
国内140本限定だったので一瞬で無くなりましたが、現行シリーズとしてハイエンドモデルが発売される日が来るのを待ってます。


③DITA DREAM XLS

<オススメ度>☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 9.5 (試聴)

 

DITAといえば1DD。結構高い機種が多いイメージですね。

シンガポールの小規模メーカーですが、かなり知名度はあるように思います。音質も当然ながら、S'NEXT扱いなのでイベントにもよくありますし、そういう点でも試聴しやすいのは良いと思いますね。

まぁ28万の価格というのが最大のネックなんですが…

【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆☆☆ 5
中域 ☆☆☆☆- 4
高域 ☆☆☆☆★ 4.5
<印象評価>
低域 9.0

中域 8.3

高域 8.6

 

DDらしいパワフルで元気なタイプです。音のキレがよく、やや低域寄りのバランスです。

元気系ですが強調しすぎという箇所もなく、フラット系にも通じる箇所があるのは1655CUにも近い印象かもしれません。1DDの鳴らし方としてはこういう系統が流行りかもしれませんね。

XLS(エクストララージサウンドステージ)というだけあって、分離感と空間表現力が特に優れているように感じます。特にスネアの立ち上がりの鋭さが気持ちよく、高域も結構主張しているのですが耳に痛くない音でした。

全体的に音の密度が濃いめで分厚い音もしっかり出してきます。

【総評】
フラッグシップモデルだけあって、外見の美しさやAwesome Plugなどもとても優秀です。

音に関しては言うまでもなく安定のハイエンドサウンドと言っていいでしょう。

やはり音場の広さは特筆すべきで、イヤホンなのに音像がしっかり離れている印象を受けます。

ハイエンドDD機は音に隙がないですね…モニター系ではなくリスニング系のチューニングで、そういった点でも1655CUなどのAcoustuneに似た雰囲気を感じます。

個人的にフィルターがシールの機種があんまり好きでないので多分買いませんが、そういう点を抜きにしても買えるなら欲しいと思う機種ですね。中古ですら20万なんで手が出ません…

 

 

 

 

 

 

④EarSonics ES5

<オススメ度>☆☆☆☆☆☆☆   7 (試聴)

アジアやアメリカ、ドイツのオーディオメーカーはかなり多いですが、フランス製って少ないですよね。

EarSonicsは正直結構影が薄い印象があります。中古でそこそこのお値段のイヤホンって事だけ知ってる、みたいな感じですね。

正直中古で見かけて気にはなっていたんですが、試聴機がそこらにあるわけでもなく実際に聴いたのは今回が初めてでした。

【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆☆- 4
中域 ☆☆☆☆- 4
高域 ☆☆☆★- 3.5
<印象評価>
低域 7.3
中域 7.8
高域 6.5

このイヤホン、何やら聴いたことの無いタイプの不思議な鳴り方をします。

中域が特に変わっていて、なんだか感じる空間の形が特徴的です。やや上が詰まったような、天井が低いようなイメージを感じる特殊な音です。

中高域の響き方はとても良く、ここが一番美味しいポイントですね。

低域の量はそこそこありますが、圧はそれほど感じません。ここはわりと普通ですね。

高域がやや遠く、ちょっと物足りない印象です。

【総評】

なんというか、これがフランスの音なのかーという印象でした。少なくともこのメーカーでしか聴いたことがない音です。似たような機種も聴いたことが無く、実に特徴的です。

こういう変わった機種はハマる人にはとことんハマると思うので、そういう意味では一度聴いてみてもいいと思いますね。

個人的な感想としては個性が強すぎてナチュラルではないのであまり好みでは無いんですが、なかなか面白い機種だとは思います。クラブ系に合うかって言うと難しいんですけどね…

見た目なんかは悪くないですし、気になる方は試聴してみましょう。

 

 

 

 

 

⑤水月雨 STARFIELD

<オススメ度>☆☆☆☆☆☆☆☆  8 (試聴)

最近人気急上昇中の水月雨。KXXSは本当に良いんですよ。

そんな水月雨の新機種が青いSTARFIELDでした。多分時期的にも製品版と同じ物と思います。

こちらも1DD機ですね。KXXSと同じドライバです。

【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆☆- 4
中域 ☆☆☆★- 3.5
高域 ☆☆☆☆- 4
<印象評価>
低域 6.1
中域 6.8
高域 7.2

全体的にかなりスッキリ系の音ですね。

KXXSがバランス寄りながらも結構濃い音を出していたのに対して、結構な変化です。

バランスはなかなか良いです。低域よりも高域にフォーカスしているタイプですね。
とはいえ、個人的にはちょっと薄味過ぎてちょっと相性が悪いかなと…せっかく1DDですので、低域の圧が物足りないのはややもったいないですね。低域も鳴り方自体は悪くないのですが迫力に欠けます。

高域はややドライなサラっとした感じの音です。

 

 

 

 


【総評】

価格を考えれば悪くは無いのですが、個人的にどうしてもKXXSと比べてしまうのもあって、これ買うならKXXSの方が…となってしまいますね。

出来る兄を持つ辛さみたいなものを感じますが、解像度や音場に不出来な箇所も無いのでサッパリ系が好みの方はむしろこちらが良いかもしれません。

クラブサウンドはあまり合わないと思いますので、そっちの方はKXXSがオススメですね。

 

 

今回はES5以外全部1DDだったんですが、やはり音質はドライバの数ではないですねほんとに。

特に1DDはドライバーとして本来の自然な仕組みならではの利点も大きいです。

マルチBAにしろ1DDにしろ構造の研究やチューニング技術が物を言うんですよね。やはり技術力のあるメーカーの出す1DDは12ドライバBAですら凌ぐ勢いがあります。

個人的にはハイブリッドの音が好きなんですが、このポタフェスの帰りにA8000まで聴いてしまって1DDへの所有欲いうのも本格的に出てきました。

なんとなーく1DDより4BA、4BAより8BAのが凄いみたいな思い込みはありがちですので、何事も聴いてみて考えることが大事ですね。

 

では、今回はこの辺りで。

 

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