marantz CD-54を入手しました。

人気が無いのか、レアなのかは分かりませんが、この機種の情報はあまり見当たりませんね。CD-34と見た目も構成も似ていますが、こちらは日本製です。中を覗いてみるとフィリップス製コンデンサーは使われておらず、エルナー製のものが使われておりました。DACはTDA1540Dです。CD-34に搭載されているP型との違いはこちらの記事によるとパッケージの素材だそうです。

 

 

フィリップス製コンデンサーが使われていないという事で正直あまり期待できませんが、CD-34との違いが気になりますので、トレイ開閉の不調はひとまず放っておいて早速聴き比べです^^;

 

第一印象は、TDA1540というよりは1541に近いなと思いました。CD-34のような良い具合にひなびた鳴りとは違い、明るく若々しい感じです。何曲か聴いてみましたが、いまひとつシックリきません。もはや皮膚感覚に近いものですね。そこでオペアンプを確認してみるとJRC 4560Dが使われておりました。例のごとく、これをNE5532に替えれば馴染むんじゃないかと思い交換することにしました。

 

オペアンプは底板を外して交換しました

 

交換後は音に余計な元気が無くなり、心なしか聴きやすくなったように思われます。引き続き聴き込んでみたいと思います。

 

〜追記〜

聴き込みの結果、情感に欠け、魅力に乏しい音です。TDA1540とは思えない風情です。

 

〜追記その2〜

さらなる聴き込みの結果、今ひとつシックリ来ず、オペアンプをLM833Nに再交換しました。確かmarantz CD-25だか45に乗っていたものです。NE5532の時と比べとろみが出たように感じます。引き続き聴き込んでみたいと思います。

 

〜追記その3〜

またまたオペアンプを交換。現在はCD-25や45などに載っていたものにしています。それでもまだ物足りない感じは否めません。いっそDA基板の国産コンデンサをVishay製に交換してみたいですが、少々厄介そうなので躊躇しています。

 

【まとめ】当店では日本人の舌に合うように味付けしております(求めてるのは本場の味なのに!)