今日はフットサルスクールの指導をしてきました。
フットサルスクールでは、5・6年合わせて8人しかいないスクールですが、戦術的ピリオダイゼーション理論(PTP) なトレーニングを行っています。
(当初は12人だったのですが・・・4人減ってしまいました)
と言いましても、スクールとして週1しか指導できないのと、チームとして活動していないので、本当の意味でのPTPトレーニングではありませんが・・・
PTP的発想で、フットボールのカオス とフラクタル が存在するトレーニングです。
一応チームコンセプトに合わせたトレーニング設定にしています。
今日はそのトレーニングの一部、W-UPをご紹介!
よければ参考にしてください。
(グリッドも図を載せたいのですが、やり方がわからないので、言葉のみの説明ですがお許しください)
W-UP:「四角形内でのパス回し」(指導人数6人)
<説明>
フットサルコートのハーフコートより、若干小さめのグリッドで行います。
グリッドの大きさは、指導人数や引き出したいキックの種類によって調整します。
6人を2人ずつ3色のビブスを着せます。
四角形のグリッド内では、動きながら自由にパス回しをします。
ボールは3球(2人に1個の割合)
1分間に、コーチが目標設定した回数以上のパスを出すこと。
パスを出しても、繋がらないと回数に含みません。
オフ・ザ・ボールの選手は、他のボールを奪ってもインターセプトしても良し
<内容>
1.フリーパス(1分間に何回パスを出せるか計測・目標回数設定)
2.声を使わずに
3.インサイドキックで(状況により目標パス回数を増加)
4.アウトサイドキックで
5.指定したビブスの順で(ex:オレンジ→グリーン→ホワイト)
<キーファクター>
1.パスの回数は、最高回数者の回数より+αで設定
1.ボールを奪われる可能性があるので、ファーストタッチ&パスの質向上
1.パスを繋げないといけないので、出し手と受け手のコミュニケーション
2.声が使えないので、アイコンタクトとボディラングレージの効果的使用
3.目標パス回数を増加したことにより、早いパス回しが必要(ダイレクトor少ないタッチ数で)
3.ボールを持ってからの判断ではタイムロスするので、オフの段階での準備(観る・コミュニケーション)
4.アウトサイドにより相手に読まれにくい
4.アウトサイドによりキック動作時間の短縮
5.オフの段階での的確な準備(次の出し手を固定しているので、更に事前によく観ておく)
5.更なるファーストタッチ&パスの質向上
<解説>
このW-UPでは、四角形の中で自由にパス回しをすることにより、カオス状態を作ることができます。
もっと指導人数が多ければ、戦術的負荷も上がり、カオスレベルが上がるでしょう。
パス回数の目標設定がされているため、制限時間内(1分間)にたくさんボールを保持し、パスを出さないといけない。
ボールをたくさん保持しようとするならば、積極的にパスを受けにいくか、ボールを奪うか、インターセプトをしないといけない。
いくらボールをたくさん保持しても、パスが繋がらないとカウントに入らないので、パスの出し手と受け手のコミュニケーションが必要。(もちろんキックの質も)
あまり長い時間ボールを保持してるとタイムロスするので、出来るだけ少ないタッチ数でのパス出しが必要となる。そのためには、事前に視野の確保と状況判断、シンキングスピードの向上が求められる。
更にタイムロスを防ぐために、ファーストタッチにの質の向上は必須である。
一般的なグリッド内でのパス回しであると、相手に奪われる心配がないので、フットボールのフラクタルにならない。
ボールを奪えること、インターセプトできる状況を作ることによって、攻守の連続性が発生し、4つの局面が存在するので、フラクタル要素を作り出している。
いかがでしたでしょうか?
参考になりましたでしょうか?
僕自身もPTPトレーニングをまだまだ理解しているわけではなく、模索しながらの状態なのですが・・・
カオスとフラクタルな要素は意識してオーガナイズしましたので、PTPトレーニングの一部を行えたと思っております。
しかしながら、これはPTPのほんの一部です。
ご紹介したのはもちろんW-UPのみですし、この後にどんなトレーニングをオーガナイズをするかで大きく変わってきます。
チームコンセプトはメインコンセプトのみしか存在していませんし、スクールなので、紅白戦のみしかゲーム分析はできません。
リーグ戦や週末のTRMがあれば、1週間スパンでオーガナイズしないといけないですし、本来のPTPからはまだまだ程遠い内容です。
やはり自分が監督であるチームが必要ですね。
