フットサルスクールでのPTP | 11の魔法で子ども指導 

11の魔法で子ども指導 

池上正さんの「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本を教科書に、

フットボール指導から学んだノウハウを活かして、

戦術的ピリオダイゼーション理論をベースとした『複雑系の指導』を追求中!!


11の魔法で子ども指導



今日はフットサルスクールの指導をしてきました。

フットサルスクールでは、5・6年合わせて8人しかいないスクールですが、戦術的ピリオダイゼーション理論(PTP) なトレーニングを行っています。

(当初は12人だったのですが・・・4人減ってしまいました)


と言いましても、スクールとして週1しか指導できないのと、チームとして活動していないので、本当の意味でのPTPトレーニングではありませんが・・・

PTP的発想で、フットボールのカオスフラクタル が存在するトレーニングです。

一応チームコンセプトに合わせたトレーニング設定にしています。


今日はそのトレーニングの一部、W-UPをご紹介!

よければ参考にしてください。

(グリッドも図を載せたいのですが、やり方がわからないので、言葉のみの説明ですがお許しください)






W-UP:「四角形内でのパス回し」(指導人数6人)


<説明>

フットサルコートのハーフコートより、若干小さめのグリッドで行います。

グリッドの大きさは、指導人数や引き出したいキックの種類によって調整します。

6人を2人ずつ3色のビブスを着せます。

四角形のグリッド内では、動きながら自由にパス回しをします。

ボールは3球(2人に1個の割合)

1分間に、コーチが目標設定した回数以上のパスを出すこと。

パスを出しても、繋がらないと回数に含みません。

オフ・ザ・ボールの選手は、他のボールを奪ってもインターセプトしても良し



<内容>

1.フリーパス(1分間に何回パスを出せるか計測・目標回数設定)

2.声を使わずに

3.インサイドキックで(状況により目標パス回数を増加)

4.アウトサイドキックで

5.指定したビブスの順で(ex:オレンジ→グリーン→ホワイト)


<キーファクター>

1.パスの回数は、最高回数者の回数より+αで設定

1.ボールを奪われる可能性があるので、ファーストタッチ&パスの質向上

1.パスを繋げないといけないので、出し手と受け手のコミュニケーション

2.声が使えないので、アイコンタクトとボディラングレージの効果的使用

3.目標パス回数を増加したことにより、早いパス回しが必要(ダイレクトor少ないタッチ数で)

3.ボールを持ってからの判断ではタイムロスするので、オフの段階での準備(観る・コミュニケーション)

4.アウトサイドにより相手に読まれにくい

4.アウトサイドによりキック動作時間の短縮

5.オフの段階での的確な準備(次の出し手を固定しているので、更に事前によく観ておく)

5.更なるファーストタッチ&パスの質向上




<解説>

このW-UPでは、四角形の中で自由にパス回しをすることにより、カオス状態を作ることができます。

もっと指導人数が多ければ、戦術的負荷も上がり、カオスレベルが上がるでしょう。


パス回数の目標設定がされているため、制限時間内(1分間)にたくさんボールを保持し、パスを出さないといけない。

ボールをたくさん保持しようとするならば、積極的にパスを受けにいくか、ボールを奪うか、インターセプトをしないといけない。

いくらボールをたくさん保持しても、パスが繋がらないとカウントに入らないので、パスの出し手と受け手のコミュニケーションが必要。(もちろんキックの質も)

あまり長い時間ボールを保持してるとタイムロスするので、出来るだけ少ないタッチ数でのパス出しが必要となる。そのためには、事前に視野の確保と状況判断、シンキングスピードの向上が求められる。

更にタイムロスを防ぐために、ファーストタッチにの質の向上は必須である。


一般的なグリッド内でのパス回しであると、相手に奪われる心配がないので、フットボールのフラクタルにならない。

ボールを奪えること、インターセプトできる状況を作ることによって、攻守の連続性が発生し、4つの局面が存在するので、フラクタル要素を作り出している。





いかがでしたでしょうか?

参考になりましたでしょうか?

僕自身もPTPトレーニングをまだまだ理解しているわけではなく、模索しながらの状態なのですが・・・

カオスとフラクタルな要素は意識してオーガナイズしましたので、PTPトレーニングの一部を行えたと思っております。


しかしながら、これはPTPのほんの一部です。

ご紹介したのはもちろんW-UPのみですし、この後にどんなトレーニングをオーガナイズをするかで大きく変わってきます。

チームコンセプトはメインコンセプトのみしか存在していませんし、スクールなので、紅白戦のみしかゲーム分析はできません。

リーグ戦や週末のTRMがあれば、1週間スパンでオーガナイズしないといけないですし、本来のPTPからはまだまだ程遠い内容です。




やはり自分が監督であるチームが必要ですね。