毎年のことだが、湘南国際マラソンの2週間前から天気予報を頻繁にチェックしては一喜一憂している。
理想は「曇り、最高気温15℃、微風」なのだが、
所詮無理な願いなのかもしれない(今日のような天気ならまさに理想的なのだが…)。
なぜなら11月3日は晴れの特異日。結局、今年も快晴、最高気温は21℃となった。
でも、湘南国際が暑さとの戦いになるのは、はじめっから覚悟の上だったので、
今回は1か月前からサウナで暑熱順化を試みた。
週に2~4日、サウナ→水風呂→外気浴を1セッションとし、3回繰り返す。
最初の頃はサウナで6~7分が限度だったが、本番2日前には15分は行けるようになっていた。
仕上がり具合もかなり良かったので、
今回の湘南国際マラソンには、かなりの自信をもってスタートラインについた。
出だしは力まず慎重に。
各給水所では必ずスポーツドリンクを飲み、首のネッククーラーに水をかけることを心がけた。
そのためか、心配していた暑さはそれほど感じられない。
ペースはキロ4分1~2秒あたりで安定し、呼吸も脚の余裕たっぷりだった。
江の島を折り返し、
「今日は調子が良さそうだから、どこでペースを上げようか」
と考えていた矢先の20㎞過ぎ。
ピクッ。
左ふくらはぎが軽く痙攣する。
それからすぐに右も。
「あ~あ、またか」と思い、用意していた漢方薬(芍薬甘草湯)を飲んだ。
レース中の軽い痙攣は、1月の勝田に続いてもう4回目。
仕方なくペースを落とし、ストライドを狭めたピッチ走法に切り替える。
この時点で自己ベスト更新は諦め、目標をサブスリーに下方修正する。
27~8㎞あたりで尿意を感じ、トイレへ駆け込んで40秒ほどのロス。
それでも気持ちを切らさずに30㎞を2時間3分19秒で通過した。
前半の貯金もあったし、体力的な余力もあったので、本格的に攣りさえしなければサブスリーはいける、と思った。
西湘バイパスあたりでは、直射日光がつよくてさすがに暑くて暑くて大変だったが、ふくらはぎをかばいながら、大崩れすることなくどうにか10回目のサブスリーでまとめられた。
スタートロス 3秒
5㎞ 20分07秒(20分04秒)・159
10㎞ 40分19秒(20分12秒)・165
15㎞ 1時間00分21秒(20分01秒)・165
20㎞ 1時間20分23秒(20分02秒)・166
25㎞ 1時間14分15秒(20分51秒)・164
30㎞ 2時間03分19秒(22分03秒)・161
35㎞ 2時間25分34秒(22分15秒)・165
40㎞ 2時間48秒05秒(22分30秒)・166
Finish 2時間58分00秒(9分55秒)・170
Net 2時間57分57秒
平均心拍数164、Max177
暑さ対策が功を奏したともいえるし、暑さのため脚が痙攣したともいえる。給水所がこれほど遠く感じたのも初めてだ。
とはいえ、気温20℃越えで、相性の悪い秋のマラソン大会をサブスリーで走れたことには安堵。
自己ベスト更新や夢の2時間50分切りは、1月の勝田、4月の長野へとまたもや持越しとなった。
来年の湘南国際マラソンは、11月3日では開催できないらしい。12月開催に向けて調整中とのことらしいが、12月だったらだいぶ走りやすくなるので、多くのランナーにとっては朗報となるだろう。
最後に、沿道からのエール、そしてたくさんのメッセージをいただき、どうもありがとうございました。