ハマれば鮮やかでマジックと持ち上げられ、ハマらないと乗り方に疑問を投げかけられるのが武豊。

ひと昔前なら、自然といい馬が集まってハマりまくっていたけど、今はそれなりの馬ばかりでハマらないジレンマ。

それなりの馬でハマらなければスルーされるけど、そこそこの馬でハマらないとスルーされないのが天才の宿命でもある。

4年前の皐月賞。
武豊のアドマイヤオーラはハマらなかった。

この一件で、天才の運命はガラリと変わることになる…

リーディングの調教師&有力オーナーの横暴で、それまで任せてもらえた他の調教師やオーナーにもソッポを向かれた恰好になり、いい馬に乗れなくなってしまった。

急激に衰えたわけもなく、ハマらない騎乗はそれまでもあったわけで、これにはエージェントも頭を抱えた…

気がつけば、地方ジョッキーや外国人ジョッキーが幅を利かせはじめていた。

まわってくるのは、そこそこの馬ばかりだから、当然ハマるわけがない…
すると勝てなくなる。
勝率も連対率も下がる。
乗せてもらえなくなる。
悪循環………

風評被害とはこうして起きる。

“それなりの馬”でも調教師がキッチリ仕上げなければ、ハマるわけがない!と言うことも最後に付け加えておく。