僕が生まれて1ヶ月と1週間が過ぎた

大人の事情で僕は退院して父ちゃんと母ちゃんの暮らす家に帰って来た
だから母ちゃんのばぁばが僕をお風呂に入れるため、僕のおっぱいになるからと1日分のご飯をいっぱい抱えて毎日来てくれた
ゴールデンウィークは父ちゃんも休みだから母ちゃんは「二人で頑張ってみる」とばぁばに言った…ばぁば…淋しそうだったけれど「何かあったらいつでも言ってね」と僕を抱きしめてくれた
ゴールデンウィーク中…父ちゃんの親戚が集まり…僕のお披露目があったり、母ちゃんの友達が来たり…僕は父ちゃんと母ちゃんとばぁば以外にも人がいっぱいいるのを知った
僕は…おっぱいさえ貰えれば良かったのに…何だか母ちゃんが疲れてるみたいで心配になった…
ゴールデンウィークが終わる頃、母ちゃんはばぁばにもう少し来れるかSOSを出した
しかもご飯はいらないからなるべく早く来てと
言うまでもなく…ばぁばは色んなご飯を抱えてお仕事するみたいな時間に来てくれた
連休の前もそうだったけど僕はいっぱいおっぱいを飲めば、ばぁばといつまでも寝んねするんだ
「何でこんなにまとめて寝てるの
」
隣の部屋で寝ていた母ちゃんが僕らを見て驚いていた…そしたらばぁばが「貴女の鏡なのよ」と優しく笑った
ばぁばが来れない日僕はずっと寝なかった
親戚の集まった夜もずっと泣いていた
母ちゃんが疲れていたり、不安な気持ちを映し出しているんだと…
だからばぁばが来ればおっぱいあげてゆっくり眠れる安心感で僕もゆったり眠れるんだと
「もっと別の形で親孝行して」
母ちゃんは困った顔して笑ってた
1ヶ月健診とやらで身長は8㎝伸び、体重は1200g増で「デカイ」と言われた…おっぱいが良いからさ
明日はばぁばがご用があって来れないけれど、母ちゃんは何やら覚悟を決めたみたいなんだ
「来週は月曜日次第かな」
今日は母の日だから母ちゃんが僕の画像に「いつもありがとう」を添えて送ったら「1日会えないだけですんごい虚無感」って返信が来たって
母ちゃんが隣の部屋で寝て、ばぁばと二人きりの時に
ばぁばは毎日僕に言うんだ…
「あなたの大事な母ちゃんは、私の大切な娘なんだから、困らせないでね、丈夫でいてね、いつか守ってあげてね」って…
そして母ちゃんにも唄っていた子守唄を聞かせてくれるんだ…
今朝も4時半から起きていたのを母ちゃんが言いつけてたから明後日も唄って貰おうかなぁ
