2018年11月20日(火)

 

新宿紅布で、山﨑彩音ちゃん出演のライブ。

 

この夜はエレキを弾いて歌う彼女と鍵盤・丸山桂さんのふたりで。歌い出した瞬間、空気が変わった。叫んだりなんかしないしジャカジャカ弾かないし曲もスロー主体だけど、やはり歌声そのものがロックの成分を含んでいる。昨日スネイル・メイルのライブセッション映像を見ていて初期のトレイシー・ソーン的な美しい揺らぎを感じたりしてたんだけど、それに近い感触が今夜の彩音ちゃんのギターと歌にもあった。バンド音なしの原型的な「ナイトロジー」と「恋は夢の中」がとりわけよかった。特に「恋は夢の中」の歌唱には色気も含まれていて、歌声の個性を際立たせるのに今夜の形はとてもよいなと思った。今後は今夜のこの形とバンド編成とをうまく両立させていってほしい。