2018年4月7日(土)

 

寒さにブルブル震えながらチャランポの野音をあとにして、急いで三茶のグレープフルーツムーンへ移動。

Gliderのレコ発企画「DARK Ⅱ LIVE」。

 

残念ながらゲストアクトのGood Bye Aprilには間に合わなかったのだが、この夜の主役であるGliderのライブが最高の上を行く最高さだった。なんかもう、よすぎて笑えてくるほど。今までの彼らのライブとは完全に別次元。ぶっとびました。

 

それ、『Dark Ⅱ Rhythm』という大傑作の素晴らしい楽曲群が呼びこんだものと言えるし、パーカッション、ヴァイオリン、シンセ&コーラスを加えたこの夜だけの特別編成が功を奏したとも言えるが、それより何よりヴォーカル&キーボードのユウスケの覚醒が絶対的にでかい。過去の生真面目なMCから脱却し、今はさながらイカれたロックンローラー。アンパンマンの棒(?)を大事に握ってシャウトしたり、かと思えばその場に倒れこんだりと、ほんとイカれてて最高だ。僕は昔からGliderの未来は何かの拍子に彼が一皮剥けることにかかっているだろうと思っていたのだが(ブログにもそう書いたことがあったが)、一皮どころか二皮も三皮も剥けてロックヴォーカリストとして生まれ変わったかのような印象。こうなる日を待っていたし、こうなりゃもう無敵である。

 

それとメンバーそれぞれの、目に見えてわかる演奏スキルの向上ね。マーちゃんのギターは切れ味がますます鋭くなって歌唱にも自信が強く感じられるようになったし、エンジニアのテリーは今じゃすっかりこのバンドに欠かせないベーシストとしてどんどん腕を上げている。そしてショウヘイくんのドラムはというと、パワフルとかそういうことよりもセンスがめちゃめちゃよくて、ドラムが歌ってる…みたいな感じで。彼のドラムは本当に素晴らしい!

 

曲は『Dark Ⅱ Rhythm』の1曲目から順番にやるという、これまた大胆不敵な構成だったが、アンコールでは早くも次作用の新曲も披露されたし(これもめちゃめちゃよかった!)、エイプリルの倉品くんがヴォーカルをとる形で旧曲「GLIDER」も演奏された。『Dark Ⅱ Rhythm』のいい意味でクセとヒネリのある楽曲群のあとに聴くと、そのストレートかつ堂々たる名バラード感もより際立つというもので…。

 

いろいろあったけど、本当に今のGliderは最高にいい状態にあるな。アコースティックもいいが、やはりバンド編成でこれからもがしがしライブをやって、そのカッコよさを多くの人に知らしめてほしいものです。

 

↓MVの作りもどうかしてて最高。
https://www.youtube.com/watch?v=UJM7cF6CXqM