2016年の年間邦楽ベスト・アルバムを選んでみました。
まずはトップ10(順不同です)。
●ザ・たこさん『カイロプラクティック・ファンクNo.1』
●Kan Sano『kiss』
●GOOD BYE APRIL 『ニューフォークロア』
●リクオ 『Hello!』
●LITTLE CREATURES『未知のアルバム』
●Seiho 『Collapse』
●宇多田ヒカル『Fantôme』
●菊 ft.鮎川誠 シーナ&ロケッツ 『ロックンロール・ミューズ』
●坂本慎太郎 『できれば愛を』
●富田ラボ『SUPERFINE』
半分くらいは「これは絶対!」とすぐに決まったものの、あと半分くらいは「いや、これよりあれのほうがよく聴いたじゃん」みたいな感じで迷いに迷いました。聴き返したりすると、そっちがまた自分の中でグンと浮上したり。映画も邦画が豊作な年だったけど、音楽もいい邦楽アルバムがたくさんあったなー。ということで、あと10枚選ぼうと思ったけど、それでも全然足りないので、あと25枚、「これ、スバラシー!」「これ、大好き!」な盤をダーっと並べておきます。
●KIRINJI 『ネオ』
●GLIDER 『STAGE FLIGHT』
●The Familytone 『南部の掟』
●水曜日のカンパネラ 『UMA』
●BOMI 『A_B』
●W.C.カラス 『耐えて眠れ』
●チャラン・ポ・ランタン 『女の46分』
●広沢タダシ 『真夜中の散歩』
●中山うり 『マホロバ』
●黒田卓也 『ジグザガー』
●麗蘭 『25』
●Capeson 『HIRAETH』
●小林うてな 『VATONSE』
●堀米泰行 『One』
●スリック・チックス 『G7OSS』
●Rei 『ORB』
●yahyel 『Flesh and Blood』
●スピッツ 『醒めない』
●松任谷由実 『宇宙図書館』
●GLIM SPANKY 『Next One』
●TAMTAM 『ニューポエジー』
●三浦雅也 『三浦雅也の肖像』
●ビッケブランカ 『Slave of Love』
●D.A.N. 『D.A.N.』
●KANDYTOWN 『KANDYTOWN』
いろんな雑誌やウェブ媒体の年間ベスト10に選ばれているものもいくつかあるけど、そうじゃないものもけっこうあって(例えばザ・たこさんとかW.C.カラスとか菊ft.鮎川誠とかリクオとか、若手ならGOOD BYE APRILとかGLIDERとか)、「なんでこんなにいいものがひっかからないかなー」と思ったりもするのだが、それは去年に限ったことじゃなく、昔からで。特に40オーバーでインディーで活動を続けてるバンド~シンガーに対してや、地道に活動を続ける中堅どころに対して、この国のメディアは理解も愛もないなと前から思ってるんだが、そのあたりをきちんと評価・紹介・応援するのが僕の役目かなとも思ったりするし、それが自分のライターとしてのスタンスだとも思ってるので、まあいいんです、これからも惑わされずに自分の好きなものを好きと言い続けますよ、はい。