2016年10月6日(木)

 

渋谷HUMAXシネマで、ダムドのドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』。

 

結成した翌年がある意味ピークで、すぐ解散してすぐ再結成して分裂して戻ってまた離れて憎みあって……そんなこんなの紆余曲折&悲喜こもごもで40年。でもまだ続いてるっていう。

 

『アンヴィル』的な美しい締めがあるわけでもなく、メンバー自ら「ピストルズやクラッシュみたいに誰か死んでればオレたちの人生も違ったのにぁ」みたいな“それを言っちゃあ”的発言をしちゃうあたりの侘しさがなんとも沁み入るこの映画。呑気にかっこいいなんて言っちゃられない。成功とは、バンドとは、パンクとは、人生とは…といろいろ突きつけられて考えさせられる映画でした。それにしてもキャプテン・センシブルの天才性たるや。