2016年6月9日(木)

渋谷クラブクアトロで、菊 /ft.鮎川誠 シーナ&ロケッツ。

「やらせてくれたらそれでいい。やりたいだけさ」「いくらオマエがこばもうと、タンクにタイガーぶちこむぜ」

こういう歌詞をこんなにもギラギラといやらしく歌える69歳が日本にほかにいるか?! って話。

生誕69年記念アルバム『ロックンロール・ミューズ』を発売してシーナ&ロケッツとツアーを開始した菊こと柴山俊之さんの渋谷クラブクアトロ公演、それはもう凄まじいものだった。

20時に始まり、新作の収録曲を全て歌い終え、10分ちょっとの休憩挿んでそこからなんと第2部開始。終演は23時!。声の通りはすこぶるよく、発音が明確なので新曲であっても言葉がハッキリ聞き取れ突き刺さる。菊さんは3曲目ですでにシャツを脱いで上半身裸になり、オレンジの髪を振り乱しながら大蛇のようにいやらしくクネって「アオ!」とシャウトするのだった。いやぁ、なんて猥雑。なんてタフ。この69歳の稀有な歌うたいの凄さはもっと語られるべきだと僕は思うなぁ。菊さん、誕生日おめでとうございます。あと500年死ぬつもりはないと言ってたけど、マジでそんな気がします。最後、さすがに菊さん、嬉しそうで、いい表情だったし、鮎川さんもとても嬉しそうだった。そこから愛が溢れだしてた。最高。

後日、ライブレポ書きます。(*4月に行なわれたシナロケとサンハウスによる「シーナの日 #2」のライブレポは結局あげられず仕舞い。僕のせいです。申し訳ありません)