5月27日(水)

渋谷TSUTAYA O-EASTで、『ソレダケ/that's it』爆音上映。

入場時に耳栓を渡され、確かに始まってすぐはあまりの爆音ぶりに「こりゃ耳がやられるかも」とビビッたが、次第に状態に慣れた。

とてつもなくマッドで暴力的な映画だった。音も描写もブッチャーズの音楽も圧倒的なまでの暴力としてそこにあり、こっちに襲い掛かってきた。その狂った熱量の凄さに最後まで身動きできなかった。

目をそむけたくなるシーンもあり、終盤では2列前の女性が本当に気絶して連れに運ばれていたりもした。がしかし、ラストちょい前で一気に昂揚。突き抜けた暴力はポップに転化するのだ。

これぞ石井岳龍節。『生きてるものはいないのか』は、僕はちょっとダメだったが、『ソレダケ/that's it』は石井岳龍復活作と言っていいだろう。岳龍監督、もう50代後半のはずだが、それでこれほどパワフルな映画を撮るのは本当に凄い。

因みに走ってるシーンは聰互時代の傑作『シャッフル』を想起させたな。石井岳龍を敬愛するタランティーノはもう観ただろうか。絶対好きになる種類の映画だと思うけど。

主演の染谷将太は、これまでのどの作品の染谷将太よりもかっこよかったです。あと、渋川清彦とムラジュンがヤバイです。

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