2月25日(火)

渋谷・Sound Museum VISIONで、ダーティ・ループス

デイヴィッド・フォスターがおしているスウェーデン出身の新人バンド、ダーティ・ループス。
そのショーケース・ライブを観た。

それぞれの演奏テクはかなり高レベル。いまどき珍しくそれぞれのソロも長めにあったので、テクは売りなのだろう。
がしかし、アンサンブル的にはちょっと…。
わからないが、もしかするとまだこのバンドでのライブ経験が少ないのかもしれない。

これこれこういうバンドだと位置づけるのがちょっと難しくて、ハード・ロックっぽいドラムとややファンクよりのベースというリズム隊にフュージョンよりのキーボードが合わさり、ヴォーカルはポップ・シンガー的な感じ。
ざっくり言うとフュージョン味のあるポップロック・バンドだが、ギターレス。で、アイドルっぽいノリもちょっとある。
ヴォーカル&キーボードのフロントマンがときどきシャカタクっぽい音を出すのがユニークで、フォスターはそのへんを買ったのかどうか。

ダーティとつくわりには、みんないかにもクリーンな好青年っぽい。
「ヒット・ミー」という曲が始まるときにはけっこうお客さんが沸いていたので、既に人気が出始めているのだろう。

聞けばフォスターはアルバム5枚分の契約を彼らと結んだそうな。
アルバムは未聴なのでなんとも言えないが、今夜のライブを観た限りではフォスターがそこまで惚れこんだ理由がどのへんにあるのか、正直わからなかった。

ただ、どこか懐かしいというか、いい意味で(?)イマドキのバンドっぽくない感じがしましたな。
一昔前なら「ADLIB」誌あたりがプッシュしてそう。

後日、アルバム聴いてみます。

ところで、レコード会社仕切りのこういうショーケースってものすごく久しぶりに行ったな。ってか、あんまりなかったよな、最近。