
2月12日(水)
『ラッシュ/プライドと友情』を観る。
F1にもクルマにも興味がない…どころかクルマの免許すら持ってない。
そんなぼくがこれを観たくなったのは、この作品が人生を描いたものだというような評を読んだからだが。
まさしくその通り。
F1の知識のまったくないぼくでも引き込まれ、心が揺さぶられた。
ジェームス・ハントとニキ・ラウダ。
「自由奔放」と「沈着冷静」。
わかりやすく対称的なふたりのレーサーの物語。
監督ロン・ハワードは、軸をこのふたりから決して外さず、余分なエピソードを一切入れない。
時間の経過も過去と現在を混ぜて見せるような近頃多いやり方ではなく、順を追って見せるから、それぞれの人間的成長と関係性の変化がしっかり伝わってくる。
また、豪雨のスピードウェイなど風景描写がリアルで、それはもう雨の匂いがしてくるほど。
レース・シーンはドライバーの視点を体感しているようで、手に汗握って観入ってしまった。
「賢者は敵から多くを学ぶ」という言葉がでてくるが、どんな人生においてもライバルと呼べる存在がいるのはいいことだ。
自分にそういう存在はいるかというと、ずっと前にいたことがあったが、もう何年もいないし、これからもそうだろう。
とかそんなことも考えた、最近じゃ珍しい重厚な人間ドラマ。
こういうのはだけど、日本で作ったら安っぽくなるのだろうな。
これは絶対に(ビデオではなく)映画館で観るべき。
長く残る傑作だと思う。
長く残る傑作だと思う。