3月24日(土)


六本木・ビルボードライブ東京で、ターラ・プリーヤ(1stショー)。


インドとペルシャの血を引くアメリカ人シンガー・ソングライターの初来日公演。
レトロなR&Bをポップなセンスで歌ったデビュー盤が2月にPヴァインから出ていて、なかなか好評のようだ(僕はレコ屋でざっと試聴した程度だが)。


目鼻立ちクッキリの(まぁ)美人さんで、なるほどインドの血が入っているのは一目瞭然。
衣装的に露出度もわりと高め。
華もあるほうだし、声量ありの歌いっぷりもいい。
いかにも新人さんらしく、とても素直な頑張りやさんといった印象を受けた。


バンドは、ギター、キーボード、ドラム、ベース、サックス、トランペットで、キーボードだけが女性。
その女性を除いた5人の男性はみな白シャツにネクタイ姿で、育ちの良さそうな若者たち。
しかもニコニコと嬉しそうに演奏してるし、ターラさんもにこやかに歌っているので、とりあえずステージ上はなんかピースフル。


ターラさん、MCの際にはペラペラペラペラと、観客の反応関係なくよく喋りもする。
屈託ない人なんですね、きっと。


スピナーズの「イッツ・ア・シェイム」を引用した曲があったり、「ノック・オン・ウッド」をカヴァーしたりと、ソウル愛好の趣味をわかりやすく示しながらライブを進める。
が、それらは彼女自身の志向なのか、それともプロデューサーだか誰だかの戦略なのか、どっちなのか。
実際のところは知らないが、ライブを観た限りでは後者なんじゃないかという気もしてくるところあり(間違ってたらごめんなさいだが)。


「あう!」ってな裏声(しゃくりあげるような声)を度々出して歌うターラさんは、やっぱりソウルというよりポップ・シンガーとして捉えたほうがしっくりくる女性。
エイミー・ワインハウスに習った音楽とライブの作りだけど、とっても健全で、敷居も低い。
いや、それがつまらないと言いたいわけではないですよ。
ただ、なんだ、侘・寂みたいなものがちと足りんかな。


曲名は知らないが、本編のラス曲はよくできた曲に聴こえた。
それ、リード曲だったりするんだろうか。
ソングライターとしてもなかなか、なのかも。


とりあえず、“健全なエイミー・ワインハウス”といったところから脱したあとの表現はどうなのか、そのへん含めて判断してみよう。とか書いてみたりして。


因みにこの日のあのあたりは、六本木アートナイトの一晩中の開催で大賑わい。

おしゃれな人たちが大勢でがやがやしてて、ちょっとバブルの頃を思い出しもした。

いや、それにうんざりしたんじゃなく、むしろ僕はちょっぴり気分が昂揚したわけで。

活気ある街はやはりりいいもんじゃと、バブル期にそれなりにはしゃいでた僕は思ったのでした。



ターラ・プリーヤ [通常盤]/ターラ・プリーヤ

↓「Run Like Hell」。いいよね、これ。
http://www.youtube.com/watch?v=H2VWixSohbQ