かなり贅沢な変則シングルのリリースが先週発表された上、いよいよ夏フェス出演ラッシュも始まったSuperfly。


今月頭に、そのシングル用のインタビューを約2時間タップリしてきて。
一昨日は新曲「Wildflower」のPV撮影に丸一日密着しつつ、合間にインタビューしてきやした。


そういやフジロック出演(堂々初日のグリーンの一発目!)もいよいよ間近に迫ってきたことだし。
ここで久しぶりにSuperflyのことをまとめて書いておこうかと。


フジロック出演が決まった際に興奮した勢いでチラっとその期待を書いたりはしたけど、その前に当ブログでSuperflyの記事を書いたのは、ぐっと遡って去年8月のアコースティック・ライヴ時。
それ以降の例えば10月に観たBox Emotions Tourのこととか12月の武道館のこととかは、書きたいことがありすぎて、しっかりまとめようと思ってるうちに仕事の年末進行に巻き込まれてバタバタになっちゃったので、結局書けずじまい。


なのでまずは9月から年末までのことを今更ながらささっと振り返ってみよう。


まず9月2日に2ndアルバム『Box Emotions』が発売され、それを記念してのフリーライヴが六本木ヒルズアリーナであった。
1stが発売になったときの代々木公園のフリーライヴのように泣いたりはしないで、最後までパワフルに盛り上げたのがこの日のライヴ。
終わってから場所を移して行なわれたパーティーの席で「今日は泣かなかったね」と僕が言うと、「絶対泣かないようにしようって決めてたので」と志帆ちゃん。
ところが、そんな話をしていた最中にふいにパーティー会場のスクリーンにその日のライヴ映像が映し出され、お客さんの盛り上がりを目にした瞬間、感極まって泣き出す志帆ちゃんであった。


Box Emotions/Superfly


その翌週の9月10日には、目黒のとあるカフェにて、SPACE SHOWER TV「SuperflyプレミアムアコースティックLIVE」(8月に行なわれたアコースティック・ライヴを中心にした番組で、初放映は10月3日)のインタビュー部分の収録。
番組でオンエアされたインタビュー部分は数分だったが、実際は改めて『Box Emotions』に込めた思いであるとか、この頃のスタンスとか、以前に比べて変化したこととか、アコースティック・ライヴで演奏された全曲についてのことなんかも語ってもらった約1時間。
特に新作用のインタビューということではなかっただけに、リラックスした感じでかえっていろんな話が引き出せて、なかなか充実したいい内容になったのだった。
因みに帰りがけに「絶対気に入るはずだから」と渡したダイアン・バーチのCDを、志帆ちゃんは思った通り相当気に入ってくれて、いろんなところで「ダイアン・バーチがいい!」と言ってくれたようで。
なんか嬉しかったな。
今度のフジロック、ダイアン・バーチの出演は3日目だけど、初日だったら観れたのにね。


バイブル・ベルト/ダイアン・バーチ


9月27日には午前の早い時間からタイスケさんにて9thシングル「Dancing On The Fire」のインタビュー。
アンド、Box Emotions Tourの意気込みなんかも。
午後から「JAPAN」誌のロングインタビューと撮影があるということで、その準備体操じゃないけどまあラク~に話しましたっけ。

Dancing On The Fire/Superfly


そしてBox Emotions Tourが始まり、僕は10月16日(東京2日目)の渋谷C.C.Lemonホールを観に行った。
これは本当に素晴らしかった。
今まで観たSuperflyのライヴのなかでもクオリティとしては最高級。
個人的には武道館公演よりもこっちをDVD化してほしかったぐらい。
何しろ、“Superflyはロック・アーティストなのだ!”ということを徹底してアピールしたライヴだったように思う。
ここまでやるかっていうぐらい、ヌキの時間をまったく作らず、始めから終わりまでハイテンションで走りきったライヴ。
持てる力を時間内に全て出し尽くそうとするかの如く。
これが約2ヵ月の間に28公演もあったわけで、その日観終わったときには、最後の公演まで体力持つんかいなと心配になったほどだったが、聞けばこの日あたりから後半戦に行くに従ってどんどんよくなり、バンドのグルーヴもどんどん出てきて、「それまで見えてなかったものが見えてきた」そうな。
彼女にとって今まででもっとも充実感を味わえたツアーであったことは間違いない。
見どころはいろいろあったけど、とりわけ強く印象に残ったのは、なんといっても「春のまぼろし」(Superflyの全楽曲のなかで僕の一番好きな曲。メロディも歌詞もアレンジも丁寧な歌唱も全てが絶品であるという奇跡的な1曲だと思う)。
あれの終わりを何度もリフレインする、その美しさに鳥肌がたった。
武道館ではやらなかったが、いつかもう一度あれを聴きたい……。


で、そのツアーが終わるやいなや、12月14日には初の武道館公演。
これは武道館という会場のことよりも何よりも、僕的にはこのような単体ライヴで初めてホーン・セクションを加えたものであったというところが最大のポイント。
なぜならデビューした頃から僕はいつかこういう大きな会場でホーン隊を従えたSuperflyのライヴを観てみたいとずっと夢見ていたし、とりわけ「Hi-Five」ができたときにその感を強くして志帆ちゃんにリクエストしたりもしていたから。
実際、このライヴ、ホーンがとても活きていた。
また、Box Emotion TourではMCによる観客とのコミュニケーション部分もそれなりにあって親近感を伝えていたりもしたものだったが、武道館では喋りの部分を少なくし、とにかく曲をどんどん繰り出すことで“少し高めのかっこいい”志帆を見せていたのが印象的だった。
因みにこの日のハイライトは……やはりジャニスの「Piece Of My Heart」から最後の「I Remember」かな。
個人的には、彼女が「I Remember」を歌っている間、頭のなかにデビュー前のことから今までのことがまさに走馬灯のようにグルグルとまわりながら甦ってきて、ちょっとやばかった。
終演後に志帆ちゃんにそのことを伝えると……「私もですよ~」。
だよねぇ、っていう。


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そのあとは、これは僕は観に行けなかったが、大晦日の「COUNTDOWN JAPAN09/10」に出演して初めてカウントダウンも。
「武道館も終わって気持ちがスッとしてた分、このときのライヴはなんかぶっとんでましたね(笑) このあとはしばらく(ライヴが)入ってないから全部出しつくそう!って思って、けっこう肉食系なライヴをやってたと思います」
この前会ったとき、そう言ってた志帆ちゃんでした。

総じて書くなら、改めて「Superflyはロック・アーティストなのだ」ということと「Superflyはライヴがいいアーティストなのだ」ということをしっかりアピールできたのが2009年という年だったんだなぁと。

そう思いますね。うん。


で、2010年になったわけだけど……。


(続く)