6月30日(水)


青山・ワーナー社で、ティニーシャ・ケリーにインタビュー。


ティニーシャ・ケリーは去年の春に日本デビューを飾り、その後、USデビューも果たしたポップR&B系シンガー。


日本デビューした頃に来日プロモーション&ショーケース(@渋谷Oイースト)があり、その数ヶ月後にも来日してミニ・ライヴ(@渋谷duo)をやったりしてて、僕は3回ほど会ってたんだが。
その頃ちょっとバタバタだったため、このブログには記せずじまい。
そういやぁ今回が当ブログ初登場だわ。
ごめんね、ティニーシャ。


去年のデビュー作『クロニクル・オブ・TK』を、僕はとっても気にいっていた。
「激キュート」ってなノリでアイドル的ルックス推しの売り方が強くされてたからか、音専誌や評論家筋からはあんまり正統な評価をされてなかったようだが、僕は去年のR&Bもののアルバムんなかでベスト10内に入れたくなるほど好きだった。


わけても1曲目「カンヴァセーション・ウィズ・ゴッド」や7曲目「ミスアンダーストゥッド」といったバラードは、涙なくして聴けないもので。
父親が悲しい亡くなり方をして、母親が鬱病になって、自分が親代わりとなって育てた弟も亡くなって……それでもなんとか前向いて生きてきた彼女のいっぱいいっぱいの思いがズシンと伝わってきて、僕はかなり気持ちを持って行かれたのだった。


今からでも改めて聴いてほしいですね、『クロニクル・オブ・TK』。

いいアルバムだから。
僕のライナーもずいぶん力入ってます。
プレミアム・エディションではブランディ&モニカの「ザ・ボーイ・イズ・マイン」をBENIとカヴァー収録してたりも。


クロニクル・オブ・TK(プレミアム・エディション)/ティニーシャ・ケリー


で。
そんなティニーシャの2ndアルバムが8月に出ることになり。
ビデオ撮影やら日本人アーティストとのコラボ・レコーディングやらで急遽来日した彼女にまたインタビュー。


2ndアルバムのタイトルは『フィフス・エレメント』というもので。
「前のレーベルから離れて自由の身になったので、気の合う仲間のクリエイターたちと楽しみながら作れたわ」。
「前のアルバムよりも声による感情表現を丁寧にやったの」
とのこと。
サウンド・アプローチもややロックっぽい音を取り入れるなど前より広がりが出てて、うむ、今回もなかなかの出来ばえです。


実際はけっこう気の強いコで、自分の内の暗さもわかってて、まあいろいろあっても高い目標を持ってるし。
そのルックスがかわいいとかどうとかそういう売りではなく、今度は音楽としてもっと正統的な評価が得られるといいなと、僕はそう思って応援してるわけで……。
前作以上の日本での成功を祈っとります。

聴いてみてみて。



↓こちら、ワーナーさんの公式サイト。

http://wmg.jp/artist/tynishakeli/


↓デビュー・シングル「アイ・アィッシュ・ラヴド・ミー」のPV。

http://www.youtube.com/watch?v=cVpCwusZJnI&feature=related

この切ない感じがティニーシャの真骨頂かなと。


↓こちらはワーナーさんによるティニーシャの公式ツイッター。

http://twitter.com/tynisha_jp/