3月19日(金)


渋谷・duo music exchangeで、ザ・ルースターズ「BREAK LOOSE 2009」ライヴ コンプリート・フィルム上映会&スペシャル・ライヴ。


昨年12月29日に福岡サンパレスで行なわれた、一夜限りのザ・ルースターズ再集結ライヴ。
その模様を収めたDVD『THE ROOSTERS IN THE MOTION』が4月14日に発売されるということで、この日はそれに先駆けての上映会とルースターズにゆかりのあるバンドのライヴの2本立て。


因みにDVDのほうにはオフショット映像なども付くそうだが、この日上映されたのはそうしたオフショット映像を除いた代わりにDVD末収録となった曲も全部丸ごと見せるというライヴの完全版だ。


僕は前売りチケットを早くに買っていたので、前から3列目(ステージ向かってちょい左より)のいす席。
近っ。


まずはライヴからで、始めに出てきたのはクロワニという男性4人のバンド。
ルースターズの曲を3~4曲やり、そのあとオリジナルを数曲演奏。
男っぽいロック・バンドだ。
演奏もタイト。


続いてはこの日のために結成されたという特別バンドで、メンバーはクハラカズユキ(The Birthday)、近藤智洋(元PEALOUT、現GHEEE)、ヤマジカズヒデ(dip)、渡辺圭一(ヒートウェイヴ、JUDE)。
バンド名は、「さっき決まった」と言っていたが、バリウム・パピルス(バリウム・ピルス?)だそうな。
MCなどは挿まず、ルースターズ・ナンバーを立て続けにガンガン演奏。
ヤマジとクハラのプレイに見入ってしまった。


そして、いよいよルースターズのフィルム上映。

フジロックでのラスト・ライヴはもちろん生で観てどうにかなりそうなほど燃えたし、石井聰亙の手によるDVDも買って今でもたまに酔って観返したりする。
だから、少しばかりそれと比較しながら観てしまうような自分もいて、あのときには演奏されなかったあんな曲こんな曲にいちいち興奮。


全体的にカメラが少し動きすぎなようには思えたが、メンバーの表情のリアルは十分に伝わってきて、とりわけ大江の表情に目が釘づけになりっぱなし。
曲が進むにつれて大江の熱がどんどん高まっていき、狂気を帯びていくようにも感じられる。
そのエモーションの発し方はフジロックのあれともまただいぶ違っている。
その目でDVDを観て実際に感じてほしいので多くは書かないが、とりわけ後半が凄い。やばい。
ロックだ。

ロックは狂気だ。
狂気の宿っていない退屈なロックとは別次元のところにこのバンドは、大江は、い続ける。
そして最後には……なんだかね~、もう胸が熱くなってしまったよ。


フィルム上映が終わると、再びセッティングが行なわれ……そしてもう一度ライヴがあった。
クハラ、近藤、ヤマジ、渡辺に、クロワニのヴォーカルとギターが混ざり、さらにスペシャル・ゲストで池畑潤二が登場。
つまりクハラ・池畑のツイン・ドラム!
そしてもうひとり、サプライズ的に登場したのは……花田裕之!!
あの曲この曲と、アンコール含めて(確か)5曲も!

いや、いいもん見せてもらいました。


↓DVDのトレーラーはこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=fjOjtqt9-vE


↓特設サイトはここ。

http://www.breast.co.jp/bmtunes/roosters/



因みに、ルースターズのデビューから30年……花田の50歳のバースデイを記念したライヴ・イベントが6月と7月にあるそうで、昨日から先行予約が開始されたので僕も早速両日申し込んだ。
6月20日のリキッドも見逃せないが、とりわけ7月7日のロフトのほうはなんとTHE ROOSTERZ…(SではなくZのほう!!)の出演も!!

http://www.rrgypsies.com/hanada_age50th/hanada50.index.htm



今年はジプシーズの動きも活発になるようだし、サンハウスのライヴもあるし、僕にとってまたこっち方面にググッと引き込まれる年になりそうだわ。
フジロックにルースターズもジプシーズもサンハウスもみんな出ないかのぉ~。