2月20日。
そんなわけで、今日、またひとつ歳をとった。
とりたてて感慨もないが、ニュースで昨日の高橋大輔・織田信成の演技と会見を観ながらジンときて、それにしてもわしゃホントに涙もろくなったよなぁ、これからもっとそうなっていくんだろなぁ、とか思いながら、それが歳とるってことなのねとヘンに納得したりした。
この歳になって1発目に聴く音楽は、自分にとって意味のあるものがいいなと思い、さっき清志郎のニュー・アルバム(!)である『Baby#1』を聴いていた。
1989年にLAで録ってほぼ完成していたのにお蔵入りになってたソロ・アルバム。
発売は3月5日。
40年前(=1970年)のこの日、清志郎はRCサクセションとしてのシングル「宝くじは買わない」でデビューしたのだった。
もう何度か聴いたが、このアルバムは清志郎のポップな面、かわいい面がかなり前に出ていて、そこがいい。
「メルトダウン」のようなダウナーな曲もあるにはあるけど、基本、女のコや子供にも聴いてもらいたくなるかわいい曲が多い。
例えば「I Like You」的な面が清志郎のチャームのひとつとしてあって、それは僕も大好きなところなんだけど、そういう面を代表する「I Like You」が1曲目ってことがけっこうトーンを決定づけている。
“アルバム・タイトル曲にして奇跡の未発表曲”(←資料より)である「Baby#1」もまさに清志郎のそういう面がまっすぐシンプルに出てて、好きって思える曲だ。
ソウル・シンガーとしての清志郎もロック・シンガーとしての清志郎も大好きだけど、こういうポップ・シンガーとしての面があったから清志郎はあんなにみんなに愛されたんだと思うし、僕もそういう面が大好きなので、だからこのアルバムの多くの曲は「ああ、もう、愛しい!」って声に出して言いたくもなる。
とか思いながら聴き進めてポカポカした気持ちになっていると、ふいにぐわっとつかまれてしまうのがあの「Like a Dream」だ。
完全復活祭のラス曲ということもあって重要曲になったこのソウル・ナンバー、マリちゃんのコーラスもとってもよくって、沁みまくる。
ここでふいをつかれたように、また僕、泣きモード。
涙もろくて、わりーか。
これからもっと歳を重ねてもっと涙もろくなっていきそうだけど、わりーか。
「夢のようなことばかり言って、ごめんね」って、僕だっていつか言ってやる。
怒るくらいなら泣いてやる。
