今年はクリスマスがなかったことにしておこうと思ってたんだが。
クリスマスはちゃんときた。
25日の夜。
aikaの透き通った歌声は、「聖なる夜」という言葉のイメージに重なっていた。
12月25日(金)
渋谷・JZ Bratで、「平原まこと・ホッとクリスマス vol.3」。
ボストンを拠点に活動を続けるシンガー・ソングライター/サックス・プレイヤーのaikaさんからメールをいただき、久々に日本で歌うとのことだったので観に行く。
この日の主役はジャズ・サックス奏者の平原まことさん。
aikaさん&平原綾香さんのパパさんだ。
バンドを従え、スムース・ジャズ的なるものを数曲。
AIの「STORY」などJ-ポップ曲のスムース・ジャズ解釈なんてのも。
後半、ゲスト・ヴォーカリストとしてaikaさんが、キーボード・プレイヤーのニコラス・ファーマカリディス(aika楽曲のアレンジも手掛ける)と共に登場し、数曲を。
さらに終わりのほうではサプライズ・ゲストっぽく平原綾香さんもステージに。
コーラスで加わってのファミリー共演となった。
aikaが歌ったのは、完成したてのニュー・シングル曲や、2006年のアルバム曲、(アルバムにも入っていた)ジョン・レノンの「イマジン」など。
前に僕が彼女のステージを観たのは、確かデビューした2006年。
つまり、およそ3年ぶりに観たことになるわけだが。
その3年という時間の中身が彼女にとってどういうものであったか。
それが歌唱にハッキリと表われていた。
一言でいうと、前に観たときよりずっと堂々としていた。
歌い出したその瞬間から自分の世界観というものをそこに現出させる……そういう表現力をしっかり身につけていた。
とりわけよかったのが初披露されたニュー・シングル曲「You told me you loved me」と「Thinking -Caress me-」。
特に「Thinking」の海に漂うような独特のムードを持ったメロディとアレンジが印象に残った。
そういえばノラ・ジョーンズに「シンキン・スーン」という曲があったが、“沈む”という感覚をこのようなタッチで表現できるのは女性ならではの感性だなと思ったりも。
また「イマジン」はアルバム収録時と少しばかり異なるアレンジが施され、より自分なりの解釈へと昇華されていたように思う。
なんかホント、クリスマスの夜に相応しい感じでした。
こちら、ニュー・シングル。
詳しくは公式ウェブサイトから。
妹の平原綾香が日本の歌謡という場所で表現を高めていっているのに対し、aikaはアメリカを拠点にジャズとポップスの折衷的な手法でコスモポリタンな表現を志向。
それだけに楽曲的にも歌唱的にも個性が重要だったりするわけだが、彼女は柔軟なDIY精神も持っているようだし(ジャケのイラストもご自身で描かれているしね)、曲展開がなかなかユニークだったり劇的だったりして、これからの進み方がとっても楽しみ。
因みに平原綾香さんの全楽曲のなかで僕が一番好きなのは「Path of Independence 」という展開の劇的なバラードなのだが、aikaはその作者でもある。
http://www.myspace.com/aikahirahara
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ライヴ後は、道玄坂のお好み焼き屋さんで毎年恒例の忘年会。
なんだかんだで40人くらい集まり大盛況。
3次会まで行って、結局朝6時過ぎに帰宅。
若くないんで疲れがじんわり残り、昨日も今日も眠いっす。
