ビヨンセのライヴを観た帰り、新宿の紀伊國屋書店に立ち寄る。


あった。


ちゃんと積まれてた。


嬉しゅうて、思わずパチリ。


「怒るくらいなら泣いてやる」

「怒るくらいなら泣いてやる」



6月から作り始めた本が、やっと本屋さんに並びました。


『ぼくの好きなキヨシロー』。


チンピラっぽくてカワイイ写真だぜ、キヨシロー。



夏の間、僕が籠ってずっとやってたのは、この本作りだったんです。


泉谷しげるさんと加奈崎芳太郎さんが、キヨシローとの日々を語った本なんです。


もう少し詳しく説明すると……あ、いや、説明なんて野暮だからよしときましょう。


表紙の裏の、この一文だけ載せときます。



一九七○年、渋谷のライヴハウス<青い森>。
弱冠一九歳の清志郎、二一歳の加奈崎芳太郎、
そして彼らの音楽に惚れ込んだ泉谷しげる二二歳。
自分たちの音楽への絶対的自信、
世の中に受け入れられない苛立ち、
不器用ながら音楽を通して育まれた友情を、
泉谷と加奈崎が綴る。




因みに目次はこんな感じです。


Prologue


泉谷しげる編


第一章 彼の死は認めない
五月二日/面会謝絶


第二章 <青い森>の時代
初めて観たRCの衝撃/可愛いクレイジー/ギタリストとしての清志郎/優しさ/初共演の日/奇人変人大会スタート/葛藤と革命/フォーク収穫祭/<青い森>からの旅立ち/眠れない夜


第三章 どん底から激動の八〇年代へ
あきれて物も言えない/再会/古井戸解散と新生RC/唄の市'80/揺らがない自信/真夜中の雰囲気一発/『スカーピープル(SCAR PEOPLE)』と『デスパウダー』/LOSERのコンセプト/『COVERS』とザ・タイマーズ~本流から外れることへの不満


第四章 九〇年代以降の濃密な関係
日本を救え/三〇周年記念ライヴ/忌野・泉谷・スパイスマーケット


第五章 友としての幸福な時間
徹夜でゲーム/ファックスと電話/音楽談義の思い出/子どもの絵


第六章 これから
オレの役目/頭上の脅威


泉谷しげるの好きなキヨシローの歌


昔はこんな古井戸でした。今は…… by RCサクセション 忌野清志郎



加奈崎芳太郎編


第一章 俺は受け入れない
ざけんな


第二章 奇跡的な場所
クソガキたち/オーティスの胸板/RCと古井戸/奇人変人大会/キヨシのプチ家出/ビートルズのポスター/個性と役割


第三章 激動の時代
リミッター/出入り禁止/RC、その崩壊と再生/古井戸解散/ソロ・加奈崎/RC、初武道館の記憶/『COVERS』とザ・タイマーズ


第四章 さらば東京
いたずら電話/『119』/さらば東京/忌野VS加奈崎・ソロ対決/反・スーパーシンガー/ラヴ&ピース/ジョン・レノンの死について話した日


第五章 歌い続けるということ
俺たちの役目/チャボのノック


加奈崎芳太郎の好きなキヨシローの歌


泉谷しげるVS加奈崎芳太郎


注釈


年譜


Epilogue




どうすか?! 気になる人には気になるワードがいくつかある目次でしょ?


キヨシローを好きな人、RCを好きな人、泉谷さんを好きな人、古井戸を好きな人、加奈崎さんを好きな人、“あの頃”に興味のある人、“あの頃”のことを少し知ってる人。


そういう人たちはもちろんだけど、そうじゃない人にも読んでもらいたいです。


年配の方だけじゃなく、若い人たちにもすごく読んでもらいたいんです。
(読み足りない…っていう程度の長さなので、あっという間に読めちゃうと思います)


どうぞよろしく。



ぼくの好きなキヨシロー/泉谷しげる・加奈崎芳太郎

¥1,995

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(おかげざまで、Amazonへの予約はかなりの数になって一時的に在庫切れになってるみたいです…)