10月12日(月・祝)
川崎市東扇島東公園特設会場で、京浜 Rock Festival。
前の日、朝霧ジャムでキャンプして、バスに揺られて帰宅したのが0時過ぎ。
若くないので疲れは残ってるが、連休じゃい、楽しむんじゃい。
というわけで、朝霧から連ちゃんで、12日は川崎へ。
川崎駅からバスに揺られて30分。
東扇島東公園という、埋め立て地にある公園で行なわれたのが、京浜 Rock Festivalだ。
普通に子供が遊んでいたりもする公園をズンズン中へと入っていくと、けっこうな大きさの広場があって、地面は芝生。
ステージはふたつ、ほぼ並んだ状態であり、向かって左側のステージはアコースティック・セット、右側のやや大きめのステージはバンド・セットという分け方がされている。
因みにステージはトレイラーである。
後ろは運河に工場群。
「工場萌えって流行ったときは、なんだそりゃと思ったけど、確かにこの景色見てると、ちょっと“萌え”ってなるよな」と、一緒に行ったSちゃん。
うん、なるなる。
雰囲気はというと、とにかくユル~~い感じ。
客層はほぼ40代後半から50代が中心。
だって出演者が出演者ですからね。
40代半ばの僕にしたって、モロ・リアルタイム体験というよりは、当時背伸びして聴いてた歌手がけっこういっぱい出てるんだから。
髪が白く、または薄くなってるくらいの人がいっぱい来てて、みんな芝生に座ったり寝転んだりしながら、ビール片手にまったり観てる。
まったくもってRock Fesなんて呼び方の似合わないユルさ加減。
飲食の出店は、そんなに数は多くないものの、わりと美味しそうなのが揃ってる感じ。
恵比寿のカチャトラなんかも出店してたっけ。
僕は佐世保バーガー、食らいました。
ただ、ビールやワインはあるものの、ホットのコーヒーが売ってないってのはどうか。
夜はけっこう冷えるんだから、来年もやるのならホットコーヒーくらいはどっかで売ってほしいもの。
開演は13時だが、我々が会場に入ったのは15時過ぎ。
既に、スカンク兄弟、KAZZ、グッドラックヘイワ(←朝霧ジャムにも出てましたっけね)が終わって、我らは「音羽信~有馬忍with藤田洋介+恩蔵隆」の途中から観る。
以下、観た順に、細野晴臣(+久保田麻琴)、内田勘太郎、オレンジ・カウンティ・ブラザース、キセル、東京ローカル・ホンク 、友部正人、THE SUZUKI、あがた森魚。
細野さん(←この日の出演者の中では服装も際立ってお洒落だった)のバンドには高田漣も入ってバッチリ、サポート。
スタンダードの「スマイル」でロマンチックに始まり、(ザ・バンドの)「オールド・ディキシー・ダウン」とか「Cow Cow Boogie」とか「PomPom蒸気」とかいろいろと(8~9曲くらいやったか)。
途中から呼び込まれた久保田麻琴との軽妙なやりとりもいい感じ。
「(鈴木)茂ちゃんも呼ぼうかと思ったんだけど、まだ謹慎中みたいだから。でも最近は若い人たちのほうが派手にやってるからね~」みたいなことをとぼけた口調で言って笑いをとったりも(笑)
最後にカントリーふうにして歌った曲は、なんと「ボディ・スナッチャーズ」だったので、僕、ビックリ・ニッコリ。
これがあの曲だって、みんなわかってたんでしょうか?
勘太郎さんは女性クラリネット奏者を交え、去年だったかに出したソロ作の中から「サマータイム・ブルース」など何曲かを、独特の味わいでユルリと聴かせる。
あのスライドが間近で観れたのは(聴けたのは)よかった。
それに、やっぱステキないい声!
キセルのふたりはベテラン勢に比べるとユルさはなく、むしろグッと惹き込むように集中して歌い演奏する。
今までこうしてライヴを前のほうでじっくり味わったことがなかったんだが、一瞬で世界を立ち現わせる力が凄いですね。
彼らがやってるときはけっこう若い人がじっくり聴いてたようでした。
後半戦は、東京ローカル・ホンクをバックにして、友部正人、THE SUZUKI、あがた森魚がリレー式に登場。
THE SUZUKIは、鈴木慶一さんと鈴木博文さんに、武川雅寛も加わった「ハーフ・ムーンライダース」の形。
「くれない埠頭」が、このロケーションにバッチリ合っていた。
ほかに、クレイジーホースの曲でロッドも歌ってた「もう話したくない」とか「月夜のドライヴ」(←これがすごくよかった)とか。
けど、ずいぶん短めのステージ。もっと聴きたかった。
トリはあがた森魚さん。
2009年に野外で「赤色エレジー」を聴くなんて、昔は想像できなかったが。
途中で鈴木兄弟も加わり、慶一さんとあがたさんはセンターマイクに顔を近づけ、バトルのように大声合戦。
半ばやけっぱち? ちと怖い。
が、「大寒町」はしびれたな。これを聴けただけでも嬉しかったんだが、少し冷えてきた夜のその場所にとても合っていたと思う。
で、アンコールはあがたさんと、このフェスのプロデューサーでもある久保田麻琴さんのふたりで1曲。
気づけば終演予定時間(8時)を40分以上も過ぎてました。
日本でもいろんなロックフェスが根付いてきた中で、恐らくこれ、出演者も観客層も最高齢。
でも、いいと思うな。
おいちゃんもおばちゃんも楽しめる、このくらいのユル・フェスがあるのは、いいと思う。
ま、もうちょいロックよりのアクトがあったりと、出演者に幅があってもいいかとも思うけど。
長く続くといいっすね。
夕暮れ時の景色がキレイでした。



