8月26日(水)
乃木坂・ビルボードライヴ東京で、上田正樹 with スライ&ロビー (1stショー)。
7月にリリースしたレゲエ・アルバム『FINAL FRONTIER』の実演版。
なんといっても肝は「with スライ&ロビー」ってところで、アルバムではデータのやりとりによる共演だったが、このライヴではガチ共演。
因みにスラロビには、今年の春に彼らが来日した際、キー坊がライヴを観に行って、そこで再会したそうな。
実に25年ぶりの共演だとか。
編成は、キーボード、ギター、サックス、コーラス(男女ひとりずつ。女性はキー坊がプロデュースしたシンガーのYoshie.Nで、1曲、彼女をリードでフィーチャーした曲もあった)、それにドラムのスライ・ダンバー、ベースのロビー・シェイクスピア。
やはり音響のいいこのハコで聴くスラロビのリズムは最高で、ビリビリくる。
ときどき、なんてことないように、とてつもない技を繰り出してくる(特にスライ)あたりがすごい。
彼らのリズムがフィーチャーされたときには、どうしても気持ちがグワっと上がってしまう。
*以下、ネタバレになってしまうところもあるので、これから行かれる方はご注意を…。
選曲は完全に『FINAL FRONTIER』からのもので、オリジナルのほかに、ドアーズ「ハートに火をつけて」「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」、ボブ・ディラン「アイ・シャル・ビー・リリースド」、アニマルズ「朝日のあたる家」といったカヴァーも。
さらに(アルバムには入ってなかったが)「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」を歌ってくれたのは嬉しかった。
「ハーダー・ゼイ・カム」もひそかに期待してたんだがなー。
キー坊の「ハーダー・ゼイ・カム」、僕、ドーナツ盤で持っとんねん。
キー坊のパフォーマンスと歌はもちろんいいに決まっている。
が、あの人にしては珍しく、前半はどこかちょっとカタかったようにも感じられた。
何しろ、これがツアーの初回ゆえ。
このあと今日も同会場で2ステージあって、明日・明後日が大阪、さらに広島・名古屋・高松・福岡と続く。
昨日の僕の観た回はまだまだといった感じだったが、これからバンド全体のグルーヴがどんどん大きなものになっていくのだろう。
大阪あたりで観たら昨日とはだいぶ違ったものになっていそうだな。
2ヵ月前に僕は下北の風知空知で、有山じゅんじとふたりの“ぼちぼちいこか”ライヴを観たばかり。
で、これがもう本当に笑えるところありグッとくるところありの最高のものだった。
それに対して、スラロビとのこっちは笑いの要素はなく、MCも極めて真面目。
「悲しい色やね」は今日はやりません、と話すと、観客から「やってくれ~」と返ってきて、「5万円」と返す場面だけはキー坊らしくて笑えたが、そのくらい。
あくまでも2の線で行く…と決めているようだったが、やっぱりねー、“ぼちぼちいこか”のあの面白さを体感したばかりの者としては、1時間半のカチッと決められた今回のショーはスマートすぎてやや食い足りなさも残ったかな。
いや、音楽のクオリティに関してはまったく文句ないんですが。
「今日はね、昔に戻りたくない。前に進みたい。わかってね」と、キー坊。
まあでも、“ぼちぼちいこか”のノリと、こっちのノリ。
その両方を持ってるっていうのはやっぱり強いやね。
それをいいバランスで混ぜたものっていうのも、今度、観てみたい。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=7022&shop=1
