ここ数日は仕事の合間をみて部屋の片付けをしている。
山のように積まれていた雑誌を勢いよくドサッと捨てたり新聞記事の切り抜きを整理したり。
今まで雑誌で覆われていた床がね、こう、だいぶ見えてきて、やっと部屋らしくなってきて。
なんか気の流れまでよくなっていく感じ。
そしていよいよ週末からはCDの整理に取り掛かる。
もう最近は必要な音楽と必要じゃない音楽が自分の中でかなりハッキリしてきたから、今回はけっこう思いきって処分できそう。
張り切って処分すっぞぉ。





5月19日(火)


南青山・ブルーノート東京で、マデリン・ペルー(1stショー)。


会場に着いて受付をしながらふと見上げると清志郎のここでの写真が飾られていて、「……」。
マデリンのショーが始まっても、そうだよな、ここで清志郎も歌ったんだよな…などと感傷的になりそうになるのをふり払いつつ観る。


マデリン・ペルーのライヴを観るのは、数年前のクラブクアトロ以来2度目。
あのクアトロは激混みだったが、今回はというと空席もけっこうあって、ありゃ。なんで?


始まりの数曲は、正直、ユルいなぁと。
が、中盤でパリの雰囲気で1曲歌ったあたりから、グッと彼女の集中力が高まったのを感じた。
NY的な方向の曲よりパリ的な方向の曲のほうがより資質に合っているということか。
聴こえ方も、僕的にはフレンチ方向のもののほうがよりよい響きに感じられる。


先頃、初の全オリジナル曲集『ベア・ボーンズ』を出したばかり。
当然そこからの曲が中心ではあるものの、前作『ハーフ・ザ・パーフェクト』や前々作『ケアレス・ラヴ』からも数曲混ぜた構成。
聴きたいと思ってた曲はほぼ聴けたかな。


総じて、味の人だよなぁと改めて。
エモーショナルみたいな行き方の真逆を行く人で、鼻歌に近い感じを持ちつつ、ときどき歌が揺れたりも。
でも、それがいいんですよね。
みんながみんなこれをいいものと受け取るかどうかはわからないが、好きな人はたまらなく好きっていう。
もちろん僕は後者。
レナード・コーエンの「ダンス・ミー・トゥ・ザ・エンド・オブ・ラヴ」とか聴きながら「ああ、いいわ~」と思ったり。


今回の編成は、ギター、ベース、ドラム、キーボードのカルテット。

ギターはスティーリー・ダンとかともやってるジョン・ヘリントン。
この人のブルーズ味のギターもよかったのだが。


なんといっても今回のキーパーソンはキーボーディスト。
誰かというと、ジム・ベアードだったのだ!!
フィラデルフィア出身の、そりゃもう数多くの作品に参加してる重鎮。名手。
いや、素晴らしかったです、この人のプレイ。
オルガン、ピアノ、メロディカまで、マデリンの歌に自在に色をつけていく。
今回の公演はこの人あってのもの、とも言えるくらい。


ショーは今週木曜まで。


ベア・ボーンズ/マデリン・ペルー

初のオリジナル楽曲集。

プロデュースはもちろんラリー・クライン。

もっと広く聴かれるべきアルバムだと思うんだが。