続きはまた明日、と前の記事で書いておきながら、間があいちゃってスマンでした。
というわけで、続きです。




4月4日(土)


幕張メッセで、Springroove09。


クレイグに続いてはジョン・レジェンドの登場。

ピアノ弾き語り主体のジェントリーなライヴをする人……という印象の強かったレジェンドだが、オバマ(選挙時にレジェンドはオバマの応援曲を作ってましたね)じゃないけど「チェンジ!」ってことなのか、この日はこれまでのイメージを覆すような動きのあるパフォーマンス。
華はあんまりない人(って失礼だろ、ゴメン)だけど、彼なりに華やいだステージングというものを心掛けてやってたようだった。


ホーン隊も入った大編成バンドで、ソウル・レビューを意識したようなダイナミクスありのステージ。
レジェンドはそんなにピアノの前に座らずハンドマイクで観客を煽り気味に歌ったり。
フェスで弾き語り中心だったら退屈だったろうが、今の彼のモードとタイミングが合致したのか、こういう大きな場でこそ映えるパフォーマンスをしていたように思う。


ビートルズ「アイ・ウォント・ユー」のようなロック成分を含んだアプローチも、彼のファン以外の人に有効だったと思うし。
だからこそ「オーディナリー・ピープル」の“しっとり味”がいつにも増して説得力あったし。
かと思えばダンス曲「グリーン・ライト」ではピアノの上に乗って盛り上げたりもしていたし。
短い持ち時間の中でもいろいろ変化をつけていて、恐らく初めて彼を観る人も退屈しなかったことでしょう。


ただですね。
僕がクレイグの大ファンだから贔屓して書くわけじゃないが、盛り上げ方にしても歌唱力においてもクレイグのほうがスキルは上だなと冷静にそう思ったところはあったかな。


エヴォルヴァー(期間限定盤)/ジョン・レジェンド



で、次がエイコン。

会場の熱量はこの日一番。
わかりやすいノリのヒット曲をどんどんやって、後ろのDJもエイコンもオラオラ煽って盛り上げまくる。
終いにゃ客席にダイブしてモミクチャになって、やっと救いだされたかと思ったら今度はセキュリティだかに肩車されて再び客席の中へ。
まさに狂騒的。この日もっともフェスらしさが出たステージだった。
お祭り隊長、でしたね。


フリーダム(初回限定特別価格)/エイコン



そして、いよいよトリのTLC!
T-ボズとチリのふたりだからTCか。
少しでも近くで観たい。少しでもふたりに近づきたい。
その気持ちに突き動かされ、僕は人の波をかき分けてグイグイと前のほうへ。

もうなんつっていいかわかんないくらいTLCのことが好き好きすーな僕。
TLCが活動できなくなって交代するように世の中的にはデスチャがブレイクしたりしたものだったけど、僕にとってのガールズ・グループの頂点は絶対にTLCだった。
が、かつてライヴを観たのは、武道館でやった宇多田ヒカルとモニカとTLCの3組出演によるイベントのときのみ。
そのときのステージがどんなものだったかは実はあんまり覚えてないんだけど。


客電が消えて、うおおっ、遂にステージにT-ボズとチリのふたりがぁーーっ、と思ったらそれはダンサーで、その後ろからふたりが登場。
意外なことに1曲目は「Fan Mail」。
だが、衣裳は1stの頃のポップなツナギのあれ。
それ着てたのは2曲目のためで、うおおっ、「Ain't 2 Proud 2 Beg」だぁーーー。


うしろのスクリーンにはレフト・アイの映像。
そこに映ったレフト・アイのダンスと歌がステージ上のT-ボズとチリのダンスと歌に完璧にシンクロする。
なんか僕、この時点で昂りまくって、いろんなことが走馬灯のように蘇ってきたりもして、不覚にもちょい泣きしちゃったよ。


そっから先も、おお、このイントロはあれじゃないか、ってな感じでいちいち興奮。
なんだか一瞬の出来事のようだったな。


セットリスト書いときましょうね。
「Fan Mail」「Ain't 2 Prowd 2 Beg」「What About Your Friends」「Baby-Baby-Baby」「Creep」「Red Light Special」「Silly Ho」「Damaged」「Unpretty」「Girl Talk」「Waterfalls」「No Scrubs」「Too Much Booty In The Pants」


どーよ。
やばいっしょー。
個人的には特に1stからの曲にやられたなー。


T-ボズはふくよかになって途中やや息があがったりもしてたけど、でも思ってたほど極端な体型の変化はなかったし、何よりあの低い声がセクシーさも含んでてやっぱり魅力的だわなーと思った。
チリちゃんはまったく体型の変化はなくて腹筋割れてたし、ダンスのキレが相変わらず素晴らしかった。

マイクの音量がちっちゃかったのは残念だったけど(それは彼女のせいじゃないもんね)、腰でリズムに乗ってくあのダンスがほんとカッコよかったし、性格のよさが滲み出てる笑顔もやっぱりキュートだった。


いや、冷静に見ればいろいろつっこみどころもあって、ん? 口パク?と思えた場面もあったし、T-ボズのマイクのセットが何度か外れそうになったりもしてたし、チリちゃんが喋ってんのにいきなり次の曲のイントロの音が出て遮られた場面もあったし、総じて運びがけっこうゴタついていたりもした。


でも、そんなの関係ねー、ってかそういう細かいことに、僕は今こうしてTLCのライヴを観ることができているのだという感動のほうが勝っていたのだ。
アンコールはなかったけど、僕は満足。

4月4日というこの日が忘れられない日になりました。


Ooooooohhh...On the TLC Tip/TLC

FanMail/TLC

↑この写真がバーンとスクリーンに映し出されたりして、中盤はこっちよりの衣装にチェンジしたりも。