今日も約2週間前の日記ではありますが……。




3月3日(火)


恵比寿のタイスケで、ボニー・ピンクにインタビュー。


ライヴ会場などでちょこちょこ会ってはいたものの、インタビューとなるとけっこう久しぶりで、前はいつだったかと考えたてみたら、そういえばベスト盤のとき以来。
同じタイスケ(事務所)の部屋で、あのときは2時間半もインタビューしたんだった。


で、今回はといえば、またタップリ、2時間ちょい。
基本的には新作まわりの話しかしてないのだが、いろいろ出てくるミュージシャンの名前から話がどんどん膨らんでって、あっという間に時間が経ってしまうのだった。


思えばボニーには95年のデビュー作『Blue Jam』のときからインタビューしているが、その時々で気になってるアーティストやプロデューサーが一緒だったりすることがよくあって。
それこそカーディガンズがデビューしたばっかのときから彼らを始めとするスウェーデンのバンドまわりの話をよくしたりなんてこともあったものだが、そのすぐあとに彼女は(カーディガンズをプロデュースしてた)トーレ・ヨハンソンとガッツリ組んで仕事するようになったりして、この人と何か一緒にやったら面白いものになるというのを察知する嗅覚と、自ら働きかけて実現させてしまうその実行力を、いつも僕はすごいなーとか思いつつ、なんだかワクワクさせられていたのだった。


そんな彼女が今回新たに組んだプロデューサーはマーティン・テレフェ。
クレイグ・デイヴィッド、ジェイムス・モリソン、KTタンストール、トリスタン・プリティマン、ロン・セクスミスらの作品を手掛け、今ではすっかり売れっ子になったスウェーデン人(仕事の拠点はイギリス)だが、クレイグの『トラスト・ミー』のライナーにもちょっと書いた通り、僕がマーティンのことを気にかけ始めたのは90年代後半だから今から10数年前のこと。
シェイ・シーガー、レオナ・ネスといった女性シンガー・ソングライターや、グレン・スコット、アンデレ・デ・ランゲといった男性ソウル・シンガーのアルバムが僕は大好きで、それらを手掛けていたのがマーティンだったからなんだが、ボニーもやはりそのへんのアルバムを好きで聴いていて、その頃からマーティンのことが気になって、いつかなんか一緒にやってみたいと思っていたのだそうな。


僕はまだ実際にマーティンには会ったことがなくて、クレイグから彼の話を少しだけ聞いたりしてた程度だったので、今回一緒にやったボニーに「どんな人で、どんな仕事の仕方をするの?」とか興味しんしんで訊いたりも。


で、気づくとなんか普通に洋楽好きの友達と話してるような感覚になってて、ときどきこれがインタビューだってことを忘れてる自分がいて、「リラックスしぎだろ、オレ」と我にかえったりなんかして。


例えば今回の会話の中で出てきた名前にしても、レオナ・ネスにシェイ・シーガーにグレン・スコットにトリスタン・プリティマンにネリー・ファータドにフィロソファー・キングスにロビンにカーディガンズにレモンヘッズにジュリアナ・ハットフィールドにプリンスにトム・ペティにクレイグにってな感じで、特にグレン・スコットとかレオナ・ネスとかフィロソファー・キングスとかといったアーティストの話なんてなかなかほかにできる人はいないからそれだけでも楽しくて、まあそんなこんなで時間はあっという間に過ぎていったのだった。


いやぁ2時間も話すとさすがにテープ起こしも大変で、昨日丸1日費やしちゃいましたよ(苦笑)


さてアルバムについてはまだ公式に発表されてないのでここでは書けないんだが、ロンドン、ストックホルム、L.A.、日本と、4ヶ国で録られたもので、とりあえず非常に素晴らしいとだけ書いときます。


その前にまず4月8日にニュー・シングル「Joy/Happy Ending」が出るんだが、両A面扱いというだけあって、これがどっちも本当にグッとくる曲。
そしてボニーにしか書けないような曲。
「Joy」なんて、OLさんとか20代・30代女性なら絶対グッときて涙しちゃうと思うし。
「Happy Ending」のほうは「ラスト・キッス」とか好きなら絶対気に入るだろうし。
どっちも名曲。
ボニー、今、のってますよ。

Joy/Happy Ending/BONNIE PINK

詳しいインフォはこちらを。
http://www.bonniepink.jp/