1月26日(月)
丸の内・コットンクラブで、レデシー (1stショー)。
レデシー(正確にはLedisiなのでカタカナにするとレディシになるんだが、レコード会社表記に準じます)のライヴを観るのは、去年のグラミーのプレ・テレキャスト・セレモニーでのパフォーマンス以来約1年ぶり。
今回は今までとけっこう異なるショーのあり方で、まずカッコがミニ・スカート(で、網タイツ!)。
なので、とっても若々しい。
おきゃんな感じ?
僕は開演時間から10分ほど遅刻して入ったんだが、その時点でもうブリブリのファンク状態。
そのまま前半はファンキーなノリでおせおせで盛り上げ、中盤では観客に立って踊って観るよう促し、僕もとりあえず立ってみたり。
このへんで早くもノリのピークを迎えるっていう。
で、スキャットで歌唱スキルをアピールしたりもしたのち、後半は前半と変わってネオ・ソウル的な行き方。
ゆったりしたテンポで、じっくり聴かせるアプローチにチェンジ。
多くの場合は前半ゆったりめに入って徐々に盛り上げ、後半でファンキーにぶっぱなすもんだが、逆なんですねぇ。
それも自信の表れなのかも。
アンコールでは再びファンキー路線に行って盛り上げて終えたけど。
ファンキーな曲でのどっかーんと大砲ぶっぱなすような歌いっぷりはあっぱれ。
よく言われることだけど、確かにチャカ・カーン的な器のでかさを感じたりもする。
ただ、後半のネオ・ソウル路線では、もうちょっと引いて情感込めて歌ってほしいとは思ったかな。
そのへんはレコードのほうがしっかりした表現をしてて、今回のライヴではちょっと粗いと感じたところ。
若さ、でしょうか。
あと、ジャズ的な表現が今回薄かったですね。
中盤のスキャットぐらい?
大人っぽい表現よりも若々しく行くことを意識したのかな。
コール&レスポンスなんかも挿み、とにかく盛り上げる方向性を強調してたよう。
バンドの演奏が非常によかったです。
特にリズム隊。
僕は「ドラム、かっけー」と思ったんだが、一緒に観てた同業者S氏にそう言ったら「たたきすぎだろ、あれ」と。そう?
因みに編成は、ギター、ベース、ドラム、キーボード×2、女性コーラス×2。
キーボードのひとりのローズもいい音色で活かされてたな。
この前のクリスマス盤からはそんなにやらないだろうと思っていたら「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」など歌ってくれたのが嬉しかったです。
ああ、でも、この人はまだまだ進化しそう。
次のオリジナル作あたりでグラミーとか獲りそうな予感もするな。

