1月22日(木)
恵比寿・リキッドルームで、スピリチュアライズド。
観客は30代ぐらいの、それも相当ロック聴きこんで人生過ごしてますといったふうなコアな人たち(身なりからわかりますわな)ばかり。
意外とこのくらいの層が集まるライヴって多くはなくて、例えば今まさに勢いのあるロックやポップの若手バンドのライヴは10代や20代のコが多いわけだし、レジェンド系のオールド・ロックなんかには40代以上のおっさん(←僕を含む)らが多いわけで……。
かなり長くはやってるけど、70・80年代のオールド・ロックとは違う……っていうこのぐらいのバンドの単独公演って意外に少なくなってるのかも、とか思いつつ開演を待った。
始まりはふたりの黒人女性コーラスの声がフィーチャーされた「アメイジング・グレイス」。
これ一発でもう完全にスピリチュアライズド・ワールドといったところに引きずり込まれる。
以下、ソウル・ミュージック的(またはゴスペル的)な高揚の成分を有した豊かなメロディにノイジーなギター音をぶっこんだスロー曲をどんどん続けつつ、途中途中(特に後半にはまとめて)にロック的ビート感の高めな曲も混ぜ、その押し引きの巧さも含めて“世界中でここにしかない音楽空間”といったようなものを現出させる。
大波・小波が連続的に押し寄せ、音に犯されながらだんだんと覚醒していく、ってな感覚。
そういえばツアー・タイトルに「スピリチュアライズドと行く2009年宇宙の旅」ってついてたけど、まさにそんな感じだったか。
ずっと前に観たときに比べ、ジェイソンが(サングラスしてて表情はわからないものの)なんかやけに柔和な雰囲気を醸し出してたのも印象に残りました。
この時点での今年のベスト・ライヴ…ってなことも言いたくなる一夜だったな。
『Songs in A&E』はアルバムとしてそんなに評判がよくなかったけど、ライヴではたまらんものがあったわ。

