このところ、ある種類の服が欲しくて取材帰りなどにいろいろと店をのぞいて物色していたのだが。
その気持ちが高まって、昨日はヨメ・カーで御殿場のプレミアム・アウトレットまで足をのばしてみた。
と。
そこで自分でも予想外の出会いがあって、衝動的に(というのは嘘で高額のためけっこう長い時間悩んだ末に)おもいきってゲット。
レコードでもそうだが、いいものと出会ってそれを手に入れたときの自分の妙なテンションとアドレナリンの出方ときたら、これは客観的に見るとなかなか面白いものがある。
要は買い物好きってことなんですが。


その勢いで港北のIKEAに向かい、キッチンまわりのあれこれやらクリスマス関連のあれこれやらをだっと買って満足感でいっぱいになりながら帰宅。

使い古したあれこれを捨てるためにまとめ、買ってきた「おニュー」に置き換える。
気持ち、スッキリ。


で、師走ってそういう季節だよなと思ってみたりもする。
というか、そうしたくなる季節?!

あるモノたちがひとつの役目を終え、一方で思わぬ出会いなんかもあり、それが入れ替わるようにして新しいシーズンを迎えると。
精神的な意味でもね。


そういえば自分に(自分が)関わってきたいろんなものが終わったり、変わったりしているこの頃だ。


例えば……。


月刊プレイボーイが33年の歴史に終止符を打った。
今、最終号が出てますね。
僕は一読者として親しんでいただけでなく、2000年代の前半に3年くらいだったか、音楽ページでアーティスト・インタビューを含んだ新譜紹介をレギュラーで書かせていただいてた時期があって、やはりちょっと寂しい気持ちもあったりする。


PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2009年 01月号 [雑誌]

去年は、12年もの間、毎月音楽ページでインタビュー~CD紹介記事を書いていたヴァンテーヌ誌が廃刊になった。
そうやって自分がレギュラーで書かせていただいていた雑誌が姿を消していくのは、寂しいことではある。
けど、一方でまた新しい雑誌だったりウェブだったりの出会いもあり、だから寂しいと感じるのは一瞬のことで、実際は「終りがあるから始まることがあるのだ」と考えている自分がハッキリといるわけでもあるのだ。

終わるといえば、ギミーシェルター(←ストーンズ関連商品の専門店)が来年1月に閉店するという知らせがこの前届いた。
86年に原宿でオープンし、その後、新宿、渋谷、再び原宿と何度か移転しながら23年続いたそうだが、今後はウェブでの販売展開に移行するのだそうな。
ストーンズTシャツのコレクターである僕は、今までどんだけここにお金を落としてきたことか。
特にリックス・ツアーのとき(新宿のヴァージンメガストアの2階にあった時代)と、この前のビガー・バン・ツアーのとき(渋谷センター街のなんとかってビルの2階にあった時代とクアトロの入ったビルの地下1階にあった時代)には、アーカイヴとまではいかないものの各国のツアーTをかなりの数買い揃え、金額にするとビガー・バン・ツアーTだけでも10数万とかになるぐらい買ったりもしていて……つまりストーンズのツアー中にはそのくらい足しげく通ったりもしてたので、やはりなんというか「ああ、終わっちゃうんだな」という寂しい思いはある。
あるのだが、しかしストーンズが終わるわけではないし、僕のストーンズT集めの旅が終わるわけでもない。
ギミーシェルターが終われど、僕の(ひとから見れば阿呆のような)行為は続いて行くのだ。


それから、今年の、特に後半のこの数か月は、今までいろんな形でお世話になったり仲良くさせてもらったりしてきたレコード会社の20代~30代くらいの女性の方が会社を辞めるということが続いたりもした。
この2週間だけでもふたりの送別会をやったし。
この約半年で、僕の親しくしていたレコード会社の女性が6~7人は辞められている。


CDが売れない時代になり、レコード会社全体が縮小の傾向にあり……っていう昨今の時勢の影響ももちろんあるのだろう。
けど、今僕がここで思い浮かべているその6~7人の女性たちはみんな、そういう理由だけでレコード会社を辞めたわけではなくて、服飾業界に転職した人、語学を磨くべく留学した人、フリーの専門職でやっていこうとしている人などなど、それぞれがこれから自分のやりたいことに向けてポジティヴに旅立っていくようであるのが、親しくさせてもらってた僕としても、寂しいというよりはなんだか嬉しい。


ひとつのことが終わって、新しいことが始まるということの、その価値。
それと、続いていくこと、続かせていくことの価値。


そんなことを考えてもみる2008年の師走。
昨日に続いて、今日も空がキレイです。



「怒るくらいなら泣いてやる」

昨日、御殿場から見た富士山。

なんか、こうもクッキリ見えると気持ちもしゃんとするわね。