清志郎が一昨日と昨日のブッカー・T&MG'sのブルーノート東京公演に出て歌ったんだそうだ。
さっき、いつも愛読しているブログ「Blueの雑記帳」を読んで知った(blueさん、ありがとうです!)。
音楽の力ってすごい。これがホントのソウル・パワー。
よかった……。
朝からもうグッときちゃったな。






11月21日(金)


シネセゾン渋谷で、『ROCKERS』を観る。


10月からレイトショー公開されていた『ROCKERS』の完全版。
『ROCKERS』は70年代末に起きた日本国内のパンク・ムーヴメント、東京ロッカーズとその周辺を追ったドキュメンタリー映画だ。

(津島秀明監督)

http://www.punkmovie.net/rockers.html


最終日となる昨夜、やっと観に行ったのだが、僕は最初からこの日に観に行こうと決めていた。
というのも、毎週金曜の回は上映前にちょっとしたイベントがあって、昨日の回はリザードのモモヨが出演するとのことだったから。


当日券を買うため少し早く劇場に着き、売り場に向かうそのときにすれ違ったのは……(リザードのベーシストだった)ワカさん!!
さらに時間までエクシオールカフェでコーヒー飲んで再び劇場に着くと、今度は(リザードのキーボードを担当していた)コーさんとすれ違う。
おふたりとも顔見てすぐわかった……が、だからといって軽々しくお声をかけることなどできる性格では僕はなく……。
までも、ちょっとドキドキしたなぁ。


会場では、来年正式発売されるリザードのコンプリートBOX『ブック・オブ・チェンジズ・コンプリート・ワークス・オブ・リザード』が先行で売られていて、うわっ、欲しい、とも思ったが、高額(3万円近く)だったため躊躇。
因みに来年2月5日に新宿ロフトでその正式発売を記念したリザードのギグがあるとのことで、ラインナップはモモヨ、ワカ、コー、そしてドラムがなんとARBのキースだそうでまたビックリ。
そういう繋がりがあったんですねー。
これは行かねば。
コーさんは06年のロフトのライヴにも出られてたけど、ワカさんが入ったリザードが見られるなんて29年ぶりとかそのぐらいぶりだしね。


ロックンロール・ウォーリアーズ Live’80

これは去年出た、レア映像満載のDVD。

予告編でコンプリートBOX収録の映像もちらっと入ってました。



あの頃(僕の高3~デザイン学校時代)リザードのライヴをわりと頻繁に観に行ってたってことは確か前にもこのブログで書いたけど、とはいえ初めて観たのはけっこう遅く、それは日比谷の野音で行なわれた複数のバンドが出演したイベントでだった。
ちょうど先月、『ナイロン100パーセント』(渋谷にあった伝説のニュー・ウェイヴ喫茶を通してその周辺の動きなどを振り返った本。けっこう厚いんだけど面白くて一気読みできちゃう。ばるぼら・著)を読んでたら、その中で地引雄一さんがこんなふうに言っているくだりがありまして……。


NYLON100% 80年代渋谷発ポップ・カルチャーの源流/ばるぼら

「日比谷の野音で、PANTAの事務所が主催したロックのイベントがあってさ(七九年九月)。ロンドン・レコーディングから帰ってきてすぐのリザードも出たんだけど、それのオープニング・アクトを8 1/2がやったんだよね。あの時はPANTA、RCサクセション、遠藤賢司とかが出た中でリザードが一番人気あったんだよ。リザードが出てきた時に客が総立ちになってさ」(←すみません、無断で引用させていただきました)。
そう、これがまさに僕が初めて観たリザードのライヴ。
もう暗い時間だったんだけど、うわっとツナギとか着たリザード・アーミーの人たちが前に押し寄せて異様な盛り上がりになってて、それはそれまでに出たほかのロック・バンドとまったく異なる緊迫感のある雰囲気で、ひゃー、なんじゃこりゃーと思い……あれはかなり印象に残ってるなー。
ってな思い出話を始めるとキリがないので、やめて、昨日の話に戻します。

最初にモモヨさんが登場して、アコギで4曲(5曲だったっけ?)を弾き語り。
おお、そういえば僕はモモヨさんの弾き語りというものを見るのは初めてだ。
映画の中で一番最初に使われてる「デストロイER」に始まり「黒い人形使い」とか「さよならプラスティック・エイジ」とか「王国」とか…。
「さよなら~」や「王国」はアコースティックだとメロディの魅力も再発見できてよかったな。
歌はまあガツンとくるのではなく弱々しくもあったのだけどやはり十分に独特で、うまく言えないけどなんか貴重なものを見た(聴いた)感じにはなった。


さて、そのあと映画本編の上映。
『ROCKERS』は以前ビデオで出てたりもしたようだけど、僕は今回初めて通して観る。


細かく感想を書きだすとまた果てしなく長くなりそうなのでやめとくけど。
とにかく各バンドの演奏からもフィルム(全編セピアがかった単色)からも、粗いながらも凄まじい熱が宿っているのが感じられて、その激情に引き込まれっぱなしになった。
特にリザード、フリクション、S-KEN、SPEEDあたりの映像は今見ても血が騒ぐもの。
30年も前なのでどうしたって時代性を感じないわけにはいかないのだが、そんな中でフリクションの音楽性などはま~ったく古臭さなど1ミリもなく、「音楽として」見ると明らかに突出していた。
インタビュー部分も、そのムーヴメントに対するスタンス、熱意がそれぞれのバンドで違っていて、その感じも興味深かった。


ただ、ストラングラーズの2曲は必要かなぁ。

いや、このバンドと東京ロッカーズ…特にリザードとの関わりについてはもちろんよくわかってるけど、ストラングラーズの2曲はわりと長い上、主役である日本のバンドの熱気とはやはり明らかに異なる空気感だったりもして、なくてもよかったのでは? と思いつつ観てた……のだけど、あとで調べたらどうやらこのシーンは以前カットされていた部分で、今回ここが加わったからこその完全版だったよう。

となると、話は別ですね。

失礼しやした。


ところで、この日の客層をざっと見渡したところ、やはり当時を知っている40代(←僕)~50代くらいのおじさん方が大半だったが、中には20代ぐらいの若い音楽好きっぽい人も何組かいた。
若い人たちはこの映画観てどう思ったか、それ、知りたくなりました。





東京ROCKER’S 79 LIVE