10月13日(月・祝)
六本木・ビルボードライブ東京で、ジョヴァンカ(1stショー)。
*内容についても書いてます。
ネタバレになるので、これから観に行かれる方は、観たあとで読まれたほうがよいかと。
- 9月にアルバム『サブウェイ・サイレンス』で日本デビューしたオランダ出身の女性シンガー、9月のショーケース・ライヴに続く正規の初日本公演。
バンドはギター、ベース、ドラム、キーボード、女性コーラスふたりという編成。
演奏が始まり、リズムに乗って主役のジョヴァンカがステージに登場。
その登場する様からして華があり、場がパアッと明るくなる。
モデルだけあり、長身で、衣裳もステキ。
ちょっとした仕草がなんともさまになっていて、繰り返しになるが、とにかく華がある。
また、笑顔には人柄のよさがそのまま表れ、それを見ているだけで和みもする。
可愛くてキレイでステキな人だよなぁと、そんなことばかり考えながら彼女に見入ってしまった。
ただし、そういう見方ばかりしてしまっていたのはどういうことかというと、厳しい意見にはなるが、まだ音楽的~歌唱的にガツンと圧倒される…というレベルには至ってなかったから、というところもある。
とりわけ前半はカタかった…というか、おとなしい観客との距離感をうまくつかめずにいたようだった。
その距離感がグッと縮まったのは中盤。
当然この日は『サブウェイ・サイレンス』の曲を主体にしていたのだが、半ばで彼女は、子供の頃クラスに日本人の子が多くいたという話をし始め、そのときに覚えた日本の歌として「カエルの歌」(カエルのうたが~きこえてくるよ~、っていうアレ)をひとりで歌ったのだった。
冗談っぽくではなく、ちゃんと真剣に歌ったそれが、場を温かくした。
(真剣に「グワ グワ グワ」って歌ってるジョヴァンカに、ニッコリしないではいられないっていう)
さらに続けてもう一曲、今度はアカペラではなく、バンド演奏つきで(しかもレゲエっぽいアレンジにのせて)「お馬の親子」を披露。
発音、完璧。
実はこの2曲、青山のCAYのショーケースで初披露されたもの。
そのときはMCの人との話の流れから「覚えてるかどうかわからないけど、ちょっと歌ってみる」ってことになり、そのとき「歌ったのは子供のとき以来で、自分でも覚えてたことにビックリした」といったようなことを話していたものだったが、恐らくその反響が大きかったんでしょうね。
で、今回の正規のライヴにも取り入れたってことなんだろうけど、このサプライズは非常に効果的だったと思う。
で、そのあと後半のファンキーめの曲などでは、前半よりずっといい雰囲気になって熱を帯び。
ここぞというところで歌われたアルバムのリード曲「on my way」は、さすがにわきましたね。
因みに、全編でキーボードを弾くかと思っていたベニー・シングスは、そうではなくて特別ゲストの扱い。
中盤、ジョヴァンカが一度引っ込み、代わりにベニーが登場してソロで3曲を歌った。
うーん、場の空気の流れを変える、いい声やぁ。
けど、あれ? ふたりの共演はないの? と思っていたら……。
ありましたよ、アンコールでちゃんと。
やっぱりこれがなきゃね。
- というわけで、ややカタさも見られもしたけど、きっとこのあと回を追うごとによくなっていくんじゃないかという可能性は十分に感じられたステージ。
これから日本で大型タイアップとか決まって、例えばかつてのスウィングアウトシスターみたいな感じで広まっていくといいですね。
そうして名が広まればまた今回とはだいぶ違った雰囲気のライヴになることでしょう。

