10月2日(木)


ゼップ東京で、The Birthday。


WEEKEND LOVERS'2008 と題して全国9都市をまわっている、The Birthdayと中村達也プレゼンツによるイベント。
9月12日のフリクションとThe Birthday出演による赤坂ブリッツ公演に行くつもりでいたのだが、その日はライナーが終わらなくて泣く泣く諦め、今回のゼップを観に行く(フリクション、観たかった…)。


なのだが、しかし、この日も原稿書きにキリがつかず。

Entity of Rude、THE BACILLUS BRAINS(THE 日本脳炎)、NICO Touches the Wallsといったバンドと、DJで村上淳が出ていたようだが、結局会場に入ったのは9時15分頃で、まさに最後のThe Birthdayだけを観る。


フジロック以来のThe Birthday。
今回は……いやぁ、よかった!!
すんげぇよかった。


11月12日にニュー・アルバム『NIGHT ON FOOL』がでるんだが、前半はそこからの曲を数曲続けざまに。
新曲なので戸惑ってるファンもいたようだが、これが繰り出される曲どれもがぶっといグルーヴとエッジを持った強力なもので、今のこのバンドの充実度がビンビン伝わってくる。
どれも瞬間破壊度がハンパなく、カラダが動かずにいられない。
ここでは詳しく書かないけど、ニュー・アルバム、やばいです。


で、4曲目だったかの「カレンダーガール」あたりから強度のみならず開けた感覚も加わり、客も飛びまくり。
緩む瞬間などなく、そのままおよそ1時間、いきっぱなし。


演奏面で特筆すべきは、ベースのハルキか。
彼のベースがとりわけ新曲群ではギターのようにも主張し、強烈な存在感を印象付ける。
最初の頃に観た彼らのライヴと決定的に違うのがたぶんそこで、この男の成長が今のバンドの強度に直接繋がっていると見ていいのでは。


終わって出口に向かおうとしていたとき、横を通った30代くらいの男性がツレに「ずっと前に観たきりだったけど、あんときとは別のバンドだな」と興奮しながら話していたが、それ、わかる。
いや、ずっと前じゃなくて、ちょっと前ともこのバンドは違っていて、まさに生き物のように育っているのだな。


で、もうひとつ。
僕は何度かこのブログで彼らのライヴについて触れ、そのたびに「演奏は素晴らしいのに、MCがまったくといっていいほどなく、つっけんどん。せっかく音は開かれてきてるのに、そこがもったいない」と書いてきたわけだが。
この日のライヴの中盤、チバさんは、「秋…ですね。……秋といえば空気も澄んでて気持ちいいけど…」みたいなことをたどたどしく喋り、「そんなときに6つ数えて火をつける……。乾燥してるときに火をつけちゃだめよ」とかなんとか(正しくないけど、大体こんなようなニュアンスだったと思う)続けて、それで「6つ数えて火をつけろ」に雪崩れ込んだのだった。
このMCがね、やっぱり効いていたと僕は思いましたよ。
別にどうしても喋らなきゃいけないことでもないし、実際チバさんはうまく喋れなくてもどかしそうで照れてるようでもあったんだけど、それでもこうやって一言二言話すことによって、会場内の空気の通りがグンとよくなるし、客席後方との距離もグッと縮まる。
これ、すっごく大事だし、そのことに、苦手であるにも関わらず意識的になったチバさんを「おっ、いいぞ!!」と僕は思い…。


といったところも含めて、この日のライヴは文句なし。
フジロックのホワイト&グリーンも通り過ぎ、どんどん加速していくThe Birthdayなんであった。





↓この新曲もよかったよなぁ。


涙がこぼれそう(初回限定盤)(DVD付)/The Birthday



↓ここからの曲も多めでした。

MOTEL RADIO SiXTY SiX/The Birthday

↓こちら、オフィシャルウェブサイト掲載の、ワタクシによる上のアルバム評です。

http://www.universal-music.co.jp/thebirthday/uchi.html