9月16日(火)


都内某ホテルの一室にて、ジョン・レジェンド新作試聴会及び生演奏。


10月22日に新作『エヴォルヴァー』をリリースするジョン・レジェンドがプロモ来日。
自ら新作の曲をかけ、生演奏もするというので出席する。


40~50人くらいの少数の媒体関係者らがホテルの一室に招かれての、着席式の試聴会。
登場するやいなや、早速曲題を言って音をかけて聴かせるレジェンドさん。
曲がかかっている間、彼は手持ち無沙汰そう。
例えばこの前のニーヨくんの試聴会みたいに、曲に合わせて手足で軽く動きをつけるとかおどけるとか、シャイなレジェンドさんはそういうことはしない。


それはいいんだが、曲紹介もまた、タイトル言って、フィーチャーしてるのは誰々でっていう程度で、その曲の背景とか、リリックの内容とか、そういった説明も彼は一切しない。
質疑応答の時間もない。
んん?? こう言っちゃ失礼だが、これなら別にわざわざ本人が来てかける必要はないんじゃ……。
集まった人……少なくとも僕は、彼の口から曲の背景について聞けると思って行ったんだがなぁ。


7曲かけたあと、レジェンドさんはグランドピアノの前に移動して生演奏。
おうっ。これは贅沢。
親密な形で新曲をみなさまに……という意図がしっかり感じられる。


歌ったのは、新作から「Good Morning」と「This Love」。それに2ndから「Save Room」など2曲を歌って、これで終わりと思いきや、さらに1stから「Ordinary People」。
「Good Morning」のファルセットがキレイでしたね。
「This Time」もロマンチックなラヴソングで、切々と。
「Save Room」のしっとり・弾き語りヴァージョンというのは聴いたことがなかったが、これがよかった!
で、「Ordinary People」はもう言うことなし。やっぱりこの人のステキさが凝縮された曲といえばこれだし、僕も結局これが一番好きなので。


と、この日は“ピアノマンとしての私”をアピールした5曲の生演奏だったが。
新作の内容はというと、エレクトロなダンス曲あり、ややロック風味曲あり、エステルをフィーチャーしたレゲエありと、かなり多彩。

1stは好きだったものの、2ndはどうにも好きになれなかった僕。

だが、今作はかなり気に入っている。
なんか、ある種の使命感みたいなもの降ろして、ようやく心から楽しんで音楽やりだしたような感じがいいなと。開放的なアルバムなんですね。


「Everybody Knows」っていうミッドテンポの曲が聴くほどにクセになる。これ、好きですわ。


あと、ブランディをフィーチャーした「Quickly」もグッド。
いろいろ大変なことがあってしばらく休んでいたブランディだけど、ここでの寄せては返す波のようなコーラスを聴くと、改めて彼女の声の美しさにうっとりしちゃう。
ブランディの復帰作もまもなくのようですね。楽しみ!


↓ブランディの新曲、聴けます。

http://www.myspace.com/foreverbrandy





9月17日(水)


前日の試聴会と同ホテルの一室にて、ジョン・レジェンドにインタビュー。


彼に取材するのはこれが初めて。
物腰柔らかく喋り方も静か。
ベイビーフェイスの雰囲気に通じるところもちょっとだけあるが、でもやっぱり違うなと思う態度もある(って、当たり前だが)。


ところで新作にはニーヨくんの書いた曲も入っていて。
そういえば僕、数年前にマイアミでレジェンドさんのライヴを観ているんだけど、そのときの前座がデビューする直前のニーヨくんでね。
その話をすると、レジェンドさん、「ああ、懐かしいなー」と遠い目。
言うまでもなくR&Bシーンにスウィートネスと品格を取り戻したのがレジェンドとニーヨのふたりであったわけで、そのへんも踏まえてニーヨのことをどう思っているかと訊くと、「ある意味ライバルだけど同志でもあるし。いろんなライバルがいる中で、彼だけは僕にとって特別な存在だね」と。
ふむふむ。


いろいろ書きたいことはあるんだが、雑誌用にとっとかなきゃ、ってことで。





1stのジャケにサインをしてもらったんですが。

最初にマッキーの「極細」のほうで書いて、それを確認して、細字すぎると思ったようで、もう一度今度は「細」のほうでサインの上をなぞる彼。

繊細というか律儀というか。

ゆえに、二重になってるっていう(笑)





Evolver/John Legend

こちら、新作。日本は10月22日発売だそうです。