前の記事でチラッと書いたが、7日から2泊3日で母と北海道旅行をしてきた。

母とふたりだけで旅行に行くなんて一体何年ぶりになるのか。
結婚してからはなかったことなので、もう10数年ぶりになるのかな。


母はずっと仕事をしていていつも忙しそうではあったが、僕が子供の頃から旅行にはよく連れて行ってくれた。
ずいぶんいろんなところへふたりで行ったものだが、地理的なことにあまり興味のなかった僕は、漠然と「絵として」景色を覚えてはいても、それがどこだったのかあまり把握してなかったりする。
大人になって、初めて訪れる場所だと思って行ったら、ずっと昔に見たことのある景色で、それは子供の頃に母と訪れたところだった……なんてことも何度かあったものだ。
「前にどこどこに行ったとき……」と母に言われ、「そんなとこ行ったっけ?」と言うと、「覚えてないの? まったくー」と呆れられることがあるが、単に地名として記憶してなかっただけで、僕は「景色として」だったり「色として」だったり「温度として」だったり、あるいは晴れてたとか雨だったとかそのときに読んでた本だったりとか、そういうことはわりと覚えているほうだ。
でもそういうのって、人にはうまく説明できなくて困るのだけど…。


とまれ、「たまには親子水入らずで旅行してくれば?!」というヨメの一言に始まり、じゃあ、せっかくならふたりともまだ行ったことのないところへ……ということで、北海道へ行くことに。
なんかね、行く機会がなかったんですよね、これまで一度も。
だから漠然と(北海道の方には失礼ながら)「遠い国」というイメージがあったんだが、羽田空港から2時間かからないうちに釧路空港に着いちゃって、ふたりして「意外に近いもんだねー」などとバカな感想を。


何せ初の北海道ということでどこをどう回るといいのかわからなかったため、今回は「知床のほうを中心に」ということだけ決めてツアーを申し込んであった。
知~床~の岬に~。「知床旅情」。歌ってたのはお登紀さんでしたね。昔、なんでか好きでした。


平日とあって、選んだツアーの参加者は(日によって多少変動はあったが)大体3~5組ほど。
シャトルバスを下車して観光する場所場所で、必ず僕と母は集合時間の一番最後になってしまう。
友達とでもそうだけど、ツアーというものに参加すると僕は絶対そうなる。
必ず一番最後。
ギリギリまで戻らなくて、早く戻ってる人たちに軽く迷惑かけちゃうタイプ。
たぶん、それ、一生そうなんだと思う。
(って開き直ってどうするって話なんだが)


一日目は釧路空港から釧路湿原を通り、摩周湖へ。
霧の摩周湖とはよく言ったもので、霧で霞んでなんも見えず。
斜里から知床ウトロ温泉へ。


(車窓から・釧路湿原)



二日目は午前中から知床五湖散策。といっても、一湖と二湖のみ。

三~五湖はクマが出没中のため入れないそうな(!)




そのあと、フレペの滝散策。帰り道を歩いていると、前から別の観光客集団が引き返してきて、「クマが出た! こっちの道、通れないよ」。

……なんか冗談みたいな話。





上のような看板がけっこうたくさんあって奇妙な感覚に…。

結局、クマには遭遇しなかったが、何度か鹿は発見しました。




↓お土産屋さんにあったTシャツ。



上はまだいいけど、下はどうかと。わるのりですね。



その後、知床峠~オシンコシンの滝~小清水原生花園など見つつ、夕方、網走の宿に到着。
早い時間からカニを食しつつ、昔の話やら人生についてやらなんやらとゆっくり話す。
自分の出生について初めて聞く話などもあり。
「まだまだ話とかなきゃいけないことがたくさんあるんだけど」と母。
「また今度、どっか行ったときにね」って、なになに? 気になるやん。

また早いとこ行かないとって思うやん。
もしかして作戦?(笑)



原生花園駅。線路は続く~よ~ど~こまでも~ といった景色…。


最終日は、博物館・網走監獄。
さすがに強烈な印象。

下は4度の脱獄に成功し、脱獄王と呼ばれた白鳥由栄の脱獄の様子を模したもの。

それを小説にした「破獄」(吉村昭・著)という文庫も買って今読んでいるのだが、かなり面白いです。



↓しかしこんなTシャツは着れんわな。




終わりに阿寒湖畔でマリモプリンなど食べて、釧路空港へ。
二泊三日という短い時間のわりには日常から遠く離れた感覚を味わい、また改めて今の母を「わかる」ことができたのもよかった…という、そんな旅。
これからもできる限りいろんなところへ母を連れて行こう…と素直に思ったものでした。