6月3日(火)


渋谷AXで、THE DEY、THE TING TINGS。


『SUPER TUESDAY-N・E・X・T-』と題されたソニー・ミュージックジャパンインターナショナルのコンベンション。
ソニー洋楽がこれから力を入れていくアーティストのビデオ紹介に加え、上記の2組のパフォーマンスもあるとのことで、僕は特にTHE DEYが観たくて会場へ。


THE DEY(ザ・デイ)は、プエルトリコ系ニューヨーカーの男性ラッパーと、キューバ系プエルトリコ人でマイアミに渡った男性ラッパーと、プエルトリコ系アフリカン・アメリカンのニューヨーカー女性歌手が組んだR&B~ヒップホップ・トリオ。
アースの「宇宙のファンタジー」を使ったシングルでよく知られるようになった新進グループで、日本盤デビューは8月27日予定だとか。


プエルトリコ色の入ったブラック・アイド・ピーズみたいなイメージの、華やぎがあるポップなヒップホップ~R&Bといった感じで、パフォーマンスもとっても陽性。
とりわけ紅一点のエラン嬢はなかなかキュートで、日本の女のコたちからも親近感持たれて好かれそう。
盤を聴いて、歌もうまいわと思っていた……んだが、この日のパフォーマンスではモニターのかえりがよくなかったのかどうなのかわからぬが、やや音程が本メロから外れて揺れたりも。惜しいっ。
ただ、伸びやかな声だし、ダンスもなかなかだし、とにかく華やいだ感じはある。
もっとうまくキメるときはキメるはずだ、きっと。


こちら、ザ・デイのウェブサイト。

http://www.thedey.com/


マイスペはこちら。

http://www.myspace.com/thedey



で。
もうひと組は、僕的にはノーマークだったTHE TING TINGS(ザ・ティン・ティンズ)だが、こっちがすごくよかったんですねー。
UKはマンチェスターで結成された男女デュオで、エレ・ポップってことになってるが、パフォーマンスを観た限りでは“エレ”な感じはそんなになく、しっかり生楽器をプレイ。

男性のジュールズはドラムを叩きつつ声も出し、そしてヴォーカルの女性ケイティさんはといえば、ギターをガツっと弾いたり、パーカッション的なこともやったりと、いろいろ見せつつピョンピョン跳ねて歌っていた。


声もカッコ(80sっぽいカラフルさ)も十分なインパクトとポップさを持つこのケイティさんに、すっかり釘付け。
向こうでもこうやってパフォーマンスでメディアの評価を得てきたのだろう。
いや、ホント、面白かったもの。
サマソニに出るらしいが、またそこで評判になりそうだなぁ。


ウィ・スターテッド・ナッシング/ザ・ティン・ティンズ


ザ・ティン・ティンズのウェブサイト。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/thetingtings/


マイスペはこちら。

http://www.myspace.com/thetingtings



パフォーマンスはこの二組だったんだが、ゲストとしてビヨ・パパことマシュー・ノウルズ氏が登場し、これからの予定も含めたいろんな話をしたりも。
その中で、ビヨンセの新作映画『キャデラック・レコーズ』の予告を持ってきて逸早く上映したりもしたのだが、これにはグッと惹きつけられましたね。

この映画はチェス(・レコード)の光と影を描いたもので、ビヨンセはエタ・ジェイムスの役を演じていて。
ここではエタ役のビヨがレコーディング・スタジオで歌いながら涙を流すシーンを観ることができたのだが、それがもう素晴らしいのなんの。
ストーリーを知らないのにグッと感情が揺さぶられて、危うく泣きそうになっちった。
これは相当期待できそうだし、『ドリーム・ガールズ』を上回る感動が得られそうだな、これだけ観てもビヨは完全に役に入り込んでるようだったしね。


B’Day デラックス・エディション/ビヨンセ

マシュー・ノウルズ・アンド・ミュージック・ワールド プレゼント vol.1“ラヴ・デスティニー”/デスティニーズ・チャイルド

↑これはマシューさん監修の編集盤です。