4月7日(月)
青山・ユニバーサルミュージック社で、N.E.R.Dの新作試聴会。
(まだ2週間前の日記が続いてますが……)
この日の前日にユニバーサルの宣伝担当氏から電話。
N.E.R.Dがインタースコープへの電撃移籍を発表し、その移籍アルバムの音をファレル自身が持ってきて急遽試聴会を行なうという。
そりゃあ行かねば……というわけで、行ってきました。
因みにファレル、EMIから出した初ソロ作のときにも、試聴会に自らやってきて曲説明をしたものでしたね。そのときの記事はこちら→http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10004665626.html
なにしろ、本当に電撃移籍だったようで、ユニバーサル・インターナショナルのスタッフの多くもこの日の前々日=スプリングルーヴの当日に突然聞かされて驚いたそうだ。
14時半頃、ユニバーサル社の会議室(?)に、赤いキャップをかぶったファレル登場!
聴きに来たメディア関係者たちに向き合う形で着席し、さっそく曲説明をしながら、新作の曲をかけていく。
アルバムには12曲入るそうで、そのうちここでは実に10曲も聴くことができた。
1曲1曲、ファレルの言葉と聴いた印象をメモしたが、長くなるのでここでは書きません。
が、全体の印象としては、とにかく「ビート!ビート!ビート!」といった感じで、なんじゃこりゃー、とてつもねー ってなビートの応酬。
まったく新しくて、チョー変則ビートもあるが、ティンバランドのあれとかともまた違って、完全に2008年型。
ドラムンベースの進化形でドリルンベースってなふうのもあれば、盆踊りのそれをBPMガっと上げて回転させたふうのもあり、まあとにかくぶっとんでいる。ビートが暴れまくっている。
どんだけビートで圧倒するか。それがキモみたいなアルバム。
「I.W.G.P」とかに合いそうな不穏な曲もあったし、ナックの「マイ・シャローナ」のイントロを組み替えてヘヴィにしたようなのもあったし、わー、やっべーってな曲ばかりだったが。
とりわけ驚かされたのが「スーン・オア・レイター」って曲で、ビートルズまたはコールド・プレイみたいなバラード・タッチのメロディから、サビではドパーンと宇宙への扉が開いて突き抜けちゃうみたいなイメージ。プログレみたいでもあるっていう。
それらぶっとんだ曲の中にあって、「ユー・ワー・ノット」って曲が唯一ラジオ・フレンドリーで、シングルにも向いてそうなポップな曲だったかな。とはいえ、ビートはあくまでヘヴィだったけど。
アルバム・タイトルは『Seeing Sounds』。
音を見るって意味。
「人間は五感の中で聴覚によって音を体感するわけだが、ときとして視覚でも音を感じることができる」と、ファレル。
僕は家のステレオでCDやレコードを聴いていて、わざわざ眼鏡をかけることがよくある。
眼鏡をかけて、スピーカーをじっと見るのだ。
そうすると、音が見える。
そこで鳴ってる楽器のひとつひとつの音がより鮮明に見えてくる。
正確に言うと、それをより感じることができる。
音を見る。
という言葉は、だからよくわかるし、このアルバムにそのタイトルは実に相応しい。
ビートを見て、感じて、その意味を感じ取る。
ここで鳴ってる音を見ることで、宇宙へもどこへでも行ける。
「試聴会」というよりは、「視聴会」といったニュアンスでしたね、はい。
因みにこの新作のジャケットのアートワークもファレルは持ってきてて、その場で回覧したのだが、でっかいゴリラみたいなモンスターがバーンと映ってて、その下にちっちゃくN.E.R.Dのメンバーがいるというもの。
このモンスターがつまりでかくて狂暴な音を表してもいる……っていう。
まさにモンスター的なアルバム。
スプリングルーヴでの音の暴れっぷりにそのまま繋がっていて、今のファレルのモードがよく理解できますわ。
終了すると、集まったひとりひとりに握手をしてまわっていたファレルであった…。
この新作の日本発売は6月4日予定だそうな。
この前のソロ作みたいに、ずーっと延期されて忘れた頃にでる、なんてことにはなりませんように。
N.E.R.Dとしてはここから4年ぶりとなる新作になるわけだ。
もう4年かぁ。はえーなー。
