ようやく仕事も正常化して軽く余裕が出てきたここ数日。
となると、ここぞとばかりにいろんな人と「久々に会おう~、飲もう~」ってことになり、先週はガッツリ飲み倒した。
また、お気づきの通り、ブログも更新速度が一気にアップ。
勢いついてるでしょ?


勢いづいたところで、今週はやっちゃいます。
今頃なんだけど、2007年の振り返り企画。


3月半ばなのに、気分は年末・年始。
世間と時間がずれまくってますが、まあいいじゃないすか(苦笑)


ということで。
まず今日は、2007年に発売されたCD(及びDVD)の中から僕がライナーノーツを書かせていただいたものを改めてここでご紹介させてください。





1月リリース

ノラ・ジョーンズ 『ノット・トゥ・レイト』 (EMI)


2月リリース

サイモン・ウェッブ 『グレース』 (EMI)

上原ひろみ 『タイム・コントロール』 (ユニバーサル)


3月リリース

ザ・バード&ザ・ビー 『ザ・バード&ザ・ビー』 (EMI)

ジョス・ストーン 『イントロデューシング・ジョス・ストーン』 (EMI)

パオロ・ヌティーニ 『ジーズ・ストリーツ』 (ワーナー)

ノラ・ジョーンズ 『ノット・トゥ・レイト~デラックス・エディション』 (通常盤に加筆) (EMI)


4月リリース

コンピレーション盤 『ディア…ピュア&センチメンタル ソングス』 (EMI)


6月リリース

ケリー・ローランド 『ミス・ケリー』 (ソニー)


7月リリース

グレイス・ポッター・アンド・ザ・ノクターナルズ 『ディス・イズ・サムウェア』 (カッティング・エッジ)

スザンヌ・ヴェガ 『ビューティ&クライム』 (EMI)

カルメラ 『ターン・イット・アップ』 (CCRE)


9月リリース

ステイシー・ケント 『市街電車で朝食を』 (EMI)

ジェイムス・ブラント 『オール・ザ・ロスト・ソウルズ』 (ワーナー)

リーサ 『エンブレイサブル』 (スパイス・オブ・ライフ)


10月リリース

ザ・バード&ザ・ビー 『プリーズ・クラップ・ユア・ハンズ』 (EMI)

ブリット・ニコル 『セイ・イット』 (EMI)

ボーイズⅡメン 『モータウン~ヒッツヴィルUSA』 (ユニバーサル)


11月リリース

スパイス・ガールズ 『グレイテスト・ヒッツ』 (通常盤+デラックス・エディション) (EMI)

J.ホリデイ 『J.ホリデイ』 (EMI)

クレイグ・デイヴィッド 『トラスト・ミー』 (ワーナー)


12月リリース

トリニティ 『ラガ・ホップ3~ネイキッド・トゥルース』 (EMI)

ザ・ラスト・グッドナイト 『ポイズン・キス』 (EMI)

エイミー・ワインハウス 『アイ・トールズ・ユー・アイ・ウォズ・トラブル~ライヴ・イン・ロンドン』 (ユニバーサル)




ノット・トゥ・レイト/ノラ・ジョーンズ


グレース/サイモン・ウェッブ


タイム・コントロール/上原ひろみ~Hiromi’s Sonicbloom

ザ・バード&ザ・ビー/ザ・バード&ザ・ビー

イントロデューシング・ジョス・ストーン/ジョス・ストーン

ジーズ・ストリーツ(初回限定盤)/パオロ・ヌティーニ


ノット・トゥ・レイト~デラックス・エディション(DVD付)/ノラ・ジョーンズ


ディア...ピュア&センチメンタル ソングス/オムニバス


ミス・ケリー/ケリー・ローランド

ディス・イズ・サムウェア/グレイス・ポッター&ザ・ノクターナルズ


ビューティ&クライム~ニューヨーク・ストーリー~/スザンヌ・ヴェガ


ターン・イット・アップ/カルメラ

市街電車で朝食を/ステイシー・ケント

オール・ザ・ロスト・ソウルズ/ジェイムス・ブラント

エンブレイサブル/リーサ

プリーズ・クラップ・ユア・ハンズ[来日記念盤]/ザ・バード&ザ・ビー

セイ・イット/ブリット・ニコル


モータウン~ヒッツヴィルUSA/ボーイズIIメン

グレイテスト・ヒッツ スタンダード・ヴァージョン/スパイス・ガールズ


グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション(DVD付)/スパイス・ガールズ


J.ホリデイ/J.ホリデイ



トラスト・ミー/クレイグ・デイヴィッド

ラガ・ホップ3~ネイキッド・トゥルース/トリニティ


ポイズン・キス/ザ・ラスト・グッドナイト



アイ・トールド・ユー・アイ・ウォズ・トラブル-ライヴ・イン・ロンドン




ノラの『ノット・トゥ・レイト』は、業界外の女ともだちやヨメのともだちとかから「読みましたよ」と言われることが多く、やはり30代、40代女性とかでノラ好きな人は多いんだなぁと改めて思ったものだった。
が、ライナーの感想を訊くと、多くの人が次の答えを。
「長い!」。
僕、気持ち入っちゃうと、ついつい長く書いてしまう癖があるんだが、気をつけようと思いました(苦笑)
でも、スザンヌ・ヴェガの『ビューティ&クライム』も負けじと長かったかも。
どっちも1万字ぐらい書いちゃったんじゃないかな。

逆に、僕が書くライナーとしてはありえないぐらい短かったのが、サイモン・ウェッブの『グレース』。
いや、これは意図的にそうしたわけではなく、ちょっとしたある事情があって、途中で強引にまとめるしかなかったものだったんだけど…。


スパイス・ガールズは、気持ちに任せて書くと軽く1万字超えしそうだったのだが、そりゃよくないと、かなりクールに割り切って4000~5000字程度にまとめてみたもの。それでよかったでしょうね。ダラダラ書いてもなんだろうし。


上原ひろみは、06年のボニー・ピンクに続いて日本人アーティストのライナーを書くことができたもの。

日本人アーティストのライナーは、本人も読むことになるので、いい緊張もありつつ、気合入れて書くことができるもんです。


因みにこの中で、自分でもわりとよく書けたと気に入ってるのは、上原ひろみ、スザンヌ・ヴェガ、ステイシー・ケント、ジェイムス・ブラントあたり。
特にジェイムス・ブラントの『オール・ザ・ロスト・ソウルズ』は、このブログでも読んでくださった方から感想コメントをいただいたりしたし、同業者のともだちからも「グッときたぜ」と言ってもらえるなど、反響があったもの。

嬉しかったです。


あと、コンピの『ディア…ピュア&センチメンタルソングス』も、自分の中ではわりと記憶に残ってる。
というのも僕がコンピ盤のライナーを書くのはこれが初めてだったから。
実を言うと今まで僕はコンピ盤のライナーの依頼を全てお断りしていた。
なんかこう、ヘンな拘りがあったんですよね。
アルバムはアルバムとして聴くべきものであって、コンピでお手軽に聴かれるのはよくないんじゃないか、特に漠然とヒット曲を散りばめただけの企画性のないコンピなどは売れれば売れるほど日本の音楽的水準が低くなるんじゃないか、みたいな。
でも、さすがにここまでダウンロード主流の時代になると、そういう拘りも的外れなことなんだろなと思うようにもなり。
それで心を入れ替えて初めてやってみたのがこのコンピだったんです。
ま、でも、せっかく書くからには、よくある普通のアーティスト紹介と曲紹介をしたものじゃつまんないなーと。

そう思ったので、このライナーでは自分なりにちょっとした縛りを設け、それに沿って全曲を書いてみた。ちゃんと全部読んだ人じゃないとこの仕掛けには気付かないかもしれないけど、けっこうこれ、自己満足度数は高めです。


それにしても、改めてこうして並べてみると、EMIさんのお仕事率がかなり高いっすね、僕。
それに比べて、BMGさんものやビクターさんものなどは、この年は1コもやってなーい。
年によって偏りがあるのが自分でも面白いです(笑)




↓ 2006年のライナー仕事は、こちらの記事を。

http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10022936847.html