3月9日(日)
品川プリンス ステラボールで、KTタンストール。
KTのライヴを観るのは、一昨年のフジロック(堂々グリーン・ステージ!)と、去年7月の渋谷・duoでのショーケースに続いて3回目。
今回初めてバンド・セットの単体フル・ライヴを観ることができたわけで、そういう意味で彼女のよさというものが改めてしっかり伝わってきたものだった。
この会場は、たぶん下で観るとそれなりにバランスのいい音なのだろうが、上の席で観ていると、横に長い作りのために音が拡散されてしまい、やや出音が小さく聴こえてしまう。
国際フォーラム ホールAと一緒で、ロックやポップ系にはあまり向かない気がするのだが……。
それが唯一気になったところで、あとは満点。
KTはやはりライヴでこそ力を発揮する、いいパフォーマーであるなと。
改めてそう思えた、いいライヴだった。
バンドは彼女と実に息が合っている。
ソロ・ヴォーカリストのライヴというより、ときに“女性ヴォーカリストのいるバンド”のライヴを観ているような気にもなれるほど。
とはいえ、やっぱり彼女が完全に場を仕切って進行しているわけで、自立したソロ・パフォーマーとしての矜持も窺える。
バンドと、ヴォーカリスト。その理想的なバランスがそこにはあった。
途中には弾き語りのセクションも。
ループ・ペダルを使っての曲の始め方などは、音としてだけでなく、視覚的にも面白い。
このやり方は、ひとつの発明とも言えるか。
それにしても、KTさん、よく喋ること。
それも、フレンドリーだし、笑えるジョークもいろいろと。
「3、2、1、ダーーっ!」、なんてのも。
つまり自分自身がとにかく楽しみながらライヴをやっていることが伝わってくる感じで、そこもまた、いい。
満足じゃ。
この2ndアルバムの1曲目「リトル・フェイヴァーズ」で、ライヴも開幕。
そこでもうグッとつかまれました。
EMIのオフィシャル・ウェブサイトはこちら。
http://www.emimusic.jp/intl/kt/
↓こちら、去年のショーケース・ライヴの記事。
http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10040914658.html
