2月22日(金)
午後、虎ノ門のポニーキャニオン社にて、イナラ・ジョージの取材。
イナラ・ジョージは、昨年「アゲイン&アゲイン」がヒットし、3度の来日(春にプロモ来日、夏にフジロック出演、秋に単独公演)もあったエレクトロ・ポップ系デュオ、ザ・バード&ザ・ビーのシンガー。
あのローウェル・ジョージの娘さんでもあり……という情報はもういいですよね?
- なんでまた今、そのイナラが来日したかというと、3年前にリリースされた初ソロ・アルバム『オール・ライズ』が今になって日本盤リリースされたから。
- そのプロモで今回は単独来日となったのです。
- オール・ライズ/イナラ・ジョージ
- 僕がこのアルバムを輸入盤で買ったのは、ザ・バード&ザ・ビーがアルバムを出すずっと前。
2006年あたりにそれを気にいって聴いてて、それからずいぶん時間が経ってからザ・バード&ザ・ビーの音が届いてものすごーく好きになり、それでライナー書いたりインタビューしたりするようにもなったっていうのは、『オール・ライズ』日本盤のライナーにも書いたけど、ちょっと運命的な感じがしなくもなかったもの。
因みにザ・バード&ザ・ビーでの来日時に2度ほどイナラに会って喋った印象は、ああ、なんてチャーミングな女性なんだろうというもので。
本当に、彼女に会って好きにならない人なんていないんじゃないかと、そう思えるステキなステキな人なんですね。
そして今回。
もう部屋に入ったその瞬間から、たぶん僕の顔はずっとニッコニコしてたと思う。
なんか、そうなってしまうんですよ、彼女の物腰柔らかなその感じは。
ああ、やっぱり僕はこの女性が大好きだなぁと。
そして、そんな彼女と仲良しになれたのは嬉しいことだなぁと。
いや、照れもなく書いちゃうけど。そんな気持ちのここ数日なんです。
インタビューの詳しくはここでは書けないけど、とりあえず今、彼女はけっこう忙しくしてるそうで。
2枚のアルバムを同時に作っている最中とのこと。
ひとつは2枚目のソロ・アルバム。
こちらはもうミックスの段階なんだそうで、早ければ6月頃にアメリカと日本でリリースできるかも…とのことです。
で、そこにはかのヴァン・ダイク・パークスが参加して、いろいろやっているそうな。
『オール・ライズ』には、彼女曰く「大好きな私のおじさん」ことジャクソン・ブラウンが参加していたもんですが。
こういう偉大な音楽家がさらっと参加しちゃうあたりは、さすがローウェル・ジョージの娘さんであり、アメリカン・ロックのDNAをもった人なんだなぁと思いましたね、改めて。
そしてもうひとつ作っているアルバムはというと。
これが……ザ・バード&ザ・ビーの2枚目なのです。イエ~イ!
そう、僕はてっきりしばらく彼女はソロ活動に専念し、相方のグレッグはグレッグでプロデューサー業に専念(最近はリリー・アレンの2ndの仕事を終えたところだそうな)するのかと思っていたので、これは嬉しい驚きでしたね。
聞けば、つい最近もザ・バード&ザ・ビーの新曲があがって、iTunesでもう配信されているとか(日本はどうなのか。これからかな?)
それとね。
そんなふうに仕事が充実しているイナラなんだけど。
実は私生活のほうも充実しているようで。
なんと彼女、2週間前に結婚したんですって!!
旦那様は、映画関係の方だそうで、今回の来日にも同行。
因みに『オール・ライズ』を作ってた頃には既につきあっていたんだそうな。
つまり、あのアルバムの中で歌われている「あなた」は、今の旦那様のことなんですねー。
そう思ってあのアルバムを聴くと、これがまたリアルな歌詞なんですよ。
『オール・ライズ』買った人は、そんなことも踏まえて聴いてみてくださいな。
インタビューを終え、夜の彼女のライヴまで3~4時間あったので、遅いランチのあと、久し振りに表参道あたりをブラブラ。
あるお店でカメラを模ったネックレスを見つけ、それをイナラの結婚祝いに買う。
ザ・バード&ザ・ビーのアルバムに「I Hate Camera」って曲が入ってて、前に聞いたら写真を撮られるのはあまり好きじゃないけど、カメラは好きだって言ってたので、いいかなと思ってね。
19時~。
表参道・FABで、イナラ・ジョージのライヴ。
メディア関係者を中心に集めたショーケース・ライヴであり、アルバムのプロデューサーであるマイク・アンドリュースとイナラのふたりがアコースティック・ギター演奏と歌を聴かせるというもの。
ショーケースといえども、演奏されたのはアンコール含め全12曲(つまり『オール・ライズ』からほぼ全曲)。
1時間以上という、けっこうタップリめのものだった。
マイク・アンドリュースは、ちょっと神経質そうなインテリさんといった感じで、なんかジャーヴィス・コッカーみたい。独特。
イナラは、ザ・バード&ザ・ビーではベースを弾くが、アコギも弾くのだな。それもなかなかいい雰囲気。
また、歌もザ・バード&ザ・ビーの時とは違って、揺らぎ、漂う感じのもの。
内省的な彼女のソロ曲が静かにスーっと沁み入ってくる。
子守唄のような聴き心地もあり。
ショーが終わって少し中で待っていると彼女が出てきたので、さっき買ったネックレスをプレゼント。
とっても喜んでくれて、早速つけてくれる。僕もうれすぃー。
ところで、この日、彼女は取材時にもライヴ時にもかわいらしい赤いワンピースを着ていて。
「それ、とっても似合ってるよね」と僕が言うと、彼女はこう言ったのでした。
「eBayで買ったの」。
聞けば、服はよくeBay(=アメリカのオークションサイトの先駆)で買うんだそうだ。
ナハハ。でも、それをこんなにかわいく着こなせるんですからねぇ。
そんなところも含めて、どこまでもチャーミングな女性なんです、イナラ・ジョージ。
ラヴ。
『オール・ライズ』の数曲はここで視聴できますよ。
http://www.barks.jp/news/?id=1000038101
http://music.ponycanyon.co.jp/surfrock/
ザ・バード&ザ・ビーの1stアルバム・リリース時のインタビュー記事はこちらでどーぞ。
http://www.bounce.com/interview/article.php/3283


