1月25日(金)


原宿・CAFE STUDIOで、ジャネット・ジャクソンとマライア・キャリーの新作リスニング・パーティー。


この日、メディアに初披露となるジャネット・ジャクソン及びマライア・キャリーの新作の音を、カクテル片手に聴いてきた。


まずはジャネット。
2月20日に発売が予定されているアイランド・デフ・ジャム移籍作『ディシプリン』から5曲。


ここで聴けたのは、ロドニー・ジャーキンス、ザ・ドリーム&トリッキー・スチュワート、ジャーメイン・デュプリ&ニーヨ、スターゲイト制作曲などだが、ニーヨ、スターゲイト、ザ・ドリームらユニバーサル系人脈が入ったことで、ここ数作とはずいぶん異なる印象に。


僕はここ数作…というか特に前作なんかは、エッジィに行きすぎてるジャネットにどこか痛々しさを感じてしまって、全然好きになれなかった。なので、回数もあんまり聴いてなかったんだが。
今回は何度も繰り返し聴いちゃいそう。
まだ5曲だけだから決めつけるのもなんだけど、5曲聴いた限りでは、ここ数年で一番いいんじゃないか。


というのも、ヘンに彼女が頑張りすぎてないっていうかな。
エッジーであることより、ポップであることのほうにバランスが傾けられてるっていうか。
ときどきマイケルみたいに聞こえなくもない、甘く切ない声が活かされてて、久々に声の魅力をちゃんと味わえる作りになってる感じ。


ザ・ドリーム制作曲がスウィート路線でよかったですな。
「Greatest Ex Ever」って曲なんだけど、「エヴァ~エヴァ~」なんつって、また「アンブレラ」や「ベッド」みたいな例の繰り返しをわかりやすく使ってて。
まさにドリーム印。受けるうちは何度でもやる、と。


デュプリ&ニーヨ曲は、その名も「Rock With You」で、マイケルかっ。


でもとりわけ「おっ」と前傾になっちゃったのは、スターゲイト曲「Tonight」で、ダフトパンクっぽい音もチラっと出たかと思ってると、超キャッチーに「カモン! カモン!」ってなフックでガッとつかむ。


ジャネット、復活?!
うん、なるやもしれん。



続いてマライア。
こちらは、4月頃に発売予定だそうな。
こっちも5曲聴けたんだが、これまた好感触。


僕がマライアのアルバムで一番好きなのは前作の『MIMI』なんだけど、そういう人なら今回も気に入るんじゃないか。
つまり、言うなればまああの流れで、R&B色濃いめ。
でも、あそこまで濃厚ではなく、以前のポップ色もちゃんと消化されてる感じかな。
新しいこともいろいろやってるようでしたね。


制作陣はまだあんまり明かされてなかったけど、「Touch My Body」って曲はここでも登場、ザ・ドリーム。
売れまくりやね、ザ・ドリームったら。
これ、メロはポップで、「ウイ・ビロング・トゥゲザー」をちょい早回しにしてヒップホップ風味にした感じかしら。


「That Chick」って曲は、わからないけど、ちょい「ビコーズ・オブ・ユー」っぽいビートで、ニーヨくさいな。違うかな。
これ、シングル・カット望みます。


「OOC」って曲は、ポップな変調。リズムがおもろい。


ってな感じで。
ホント、ここ数年のマライアは面白いし、ふっきれてて、いいわ。
僕の中では、デビューしてから今が一番面白い。


というわけで、どっちも思ってた以上によかったです、僕的には。
まだまだ大丈夫ね、ふたりとも。
しぶとく頑張ってもらわにゃね~。