11月13日(火)


溜池のEMIミュージックで、KUMAMIの取材。


KUMAMIは、来年2月6日にメジャー・デビューする福岡出身のシンガー・ソングライター。
今年6月にHILLS RECORDSからミニ・アルバム『Vital』を発表し、僕はそれにあたっての初取材をさせていただいて以来、この日が2度目のインタビューとなる。


過去の記事はこちら。

http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10026666931.html


http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10040738542.html



どういう音楽をやっているアーティストかは、こちらの僕の文を読んでいただくとして。

http://www.emimusic.jp/kumami/uchimoto.htm


いやもうね、KUMAMIくんの音楽の趣味は、ピックリするほど僕と重なるところが大きいんですよ。
話してて、合う合う。
シェリル・クロウにカーディガンズにレイチェル・ヤマガタにネリー・ファータドにダイドに……。
彼が大好きなアーティストは僕も大好きなアーティストばっかりで、話してて楽しくて嬉しくて、もう。
シェリルあたりはまだしも、カーディガンズの話があれほど深く出来た人、今までいなかったからね。
特に日本でもヒットしてた初期のカーディガンズじゃなくて、4作目以降のカーディガンズの素晴らしさについてを誰かとちゃんと話せたのは初めてだったから、もうホント、嬉しくて。
去年のサマソニのカーディガンズがどれだけよかったかとか、シェリルの日本公演にどれだけ感動したかとか、最初の取材時からそんな話ですっかり意気投合。


いや、音楽の話だけじゃなく、価値観やものの考え方や感性の部分でもなんか不思議と「似てるとこ、あるかも」と思うところ大で。
この日はインタビューのあと、下北沢に移動して飲みながら好きな音楽や映画の話の続きを。
アギレラのこの前の武道館がいかに素晴らしかったかなんて話からカーディガンズの好きなPVの話まで、“なんでこんな合うんだろ”って感じの楽しい時間を過ごしました。


そんなKUMAMIくんのデビュー・シングルは、「雨の翼」という曲(映画『雨の翼』の主題歌)。
これがもう本当に、鳥肌ものの素晴らしさ!!
彼の才能がギュッと凝縮された1曲で、デビュー曲にして代表曲になりうるもの。


またこのシングルは、映画『雨の翼』のサウンドトラックの役目も果たしていて、劇伴も彼が担当しているのだが、とりわけ「涙雨~透花のテーマ」を聴くと彼の作曲家としての才とアレンジメントの才がハッキリ伝わってくる。この曲に関して言うなら、坂本龍一に続いて海を超えることも可能なんじゃないか、っていうくらいに。

http://www.emimusic.jp/amenotsubasa/


そして3月5日にリリースされるデビュー・アルバム『but…Life goes on』もいきなりの傑作と言っていい出来で、全10曲それぞれがシネマティックであると同時に、全編で大きなドラマ性・物語性を持ったものになっている。

前にも書いた通り、何より素晴らしいのは展開を持ったメロディのセンスなんだが、歌詞に対する彼の意識もどんどん高くなってきていることがよくわかる内容で。
プレスリリース用の原稿にもチラッと書いたのだけど、彼はイマドキのJ-ポップ・アーティストが安売りする「愛」だ「勇気」だと言った言葉を絶対に安易な形で用いたりせず、表現に対する誇りと高い意識を持ってしっかり言葉と苦闘した上で選んで綴っている。
だから1曲に1コは必ず必殺のフレーズが出てきて、ドキっとさせられるのだ。


アルバムの発売日までまだ3ヶ月もあるけど、早く僕はみんなに聴いてもらって、みんながどう感じるのかを知りたい。
好き嫌いは間違いなくハッキリ分かれるだろうもので、恐らくその真ん中の意見は出てこないと思うけど、それも含めて世の反応が楽しみ。
この気分は、3年前の今頃、アンジェラ・アキの音をいち早く聴いて取材して、インディー盤『ONE』が世に出るのを待っていたときのそれにちょっと似ている。