8月25日(土)
池上本門寺・野外特設ステージで、SLOW MUSIC SLOW LIVE'07。
今年で4回目となるスロー・ミュージック主体の音楽イベント。
この日の出演は、順に JiLL-Decoy association、中山うり、Sembello、Orange pekoe、畠山美由紀、“CUBE”吉田美奈子&河合代介DUO+倉田信雄。
開演時(15時半)はやはり暑かったが、それでもサマーソニックのときの暑さとは比較にならない(今思い返しても、あれは音楽をまともに聴く環境じゃなかったよなぁ)。
日が暮れるに従って徐々に涼しくもなってきたし、蝉の合唱も聞こえ、夏の終わりを感じさせる気持ちのいい天候であったかと思う。
客層は、30代、40代が中心。
大人がのーんびりゆったり音楽を聴ける環境にある。
フジロックの会場に喩えて言うなら、ステージの作りはオレンジコート風で、音楽の傾向はアヴァロン・フィールド風といったところか。
後方の出店も、オーガニックな食べ物&飲み物中心で、ほどよい充実加減だ。
出演者は、基本的にアコースティック編成で、スローな曲ばかりを演奏して歌っていく。
観客も最初から最後まで“立ち上がってのる”ような場面はなく、ず~っと座ったまんま、ゆったりスローな曲を聴いている。
あまりにゆったりしすぎで、途中、居眠りなんかもしちゃったり。
僕もときどき、コックン。
このユルさがいい。とも言えるが、でも、どうなんだろ。
この日の出演者は本当にスローな曲ばかりやっていたが、「スローな曲を中心に」という縛りでもあるのだろうか。
どのアーティストもだが、数曲ぐらいは少しノリのいい曲なんかも挿んだほうがメリハリがあって(スローな曲もより活きて)いいんじゃないかと僕は思いましたが。
そんな感じで、出演者はそれぞれ場にあったいい演奏を聞かせてはくれたが、あくまでもユル気持ちいいといった方向性で、聴くほうがシャキっとなるようにはならない。
がしかし、最後に登場した吉田美奈子さんだけは、そういう空気を一瞬で変えた。
スローな曲ばかりではあったが、その場を自分色で沁み渡らせる歌の力と広がりを大いに感じとれた。
さすが、ベテラン。格が違う。
河合代介さんのオルガンも、ちょっとジミー・スミス入ってるようで、グルーヴィーだったな。
ともあれ場所も環境も雰囲気もいい感じではあることは間違いないので、夏のチルアウト的に、好きな出演者が出てれば来年もまた……という気持ちにはなりましたね、はい。