8月22日(水)


渋谷O-イーストで、Superfly。


6月に渋谷のアップルストアで行なった洋楽カヴァー中心のライヴのレポのときに、僕の思い入れはタップリ書いたが (その記事は、こちら→http://ameblo.jp/junjunpa/entry-10038240496.html )。


その彼らの、初のワンマンLIVE。

いつもは数組の新人が出演するイベントである“ぴあ・デビューレビュー”の特別版でもあり、同シリーズ初の単独ライヴでもある。


カーティス・メイフィールドの「Superfly」にのって、バンドとメンバーが登場。
1曲目は、「ハロー・ハロー」のカップリングにも収められていたハンブルパイの「Hot'n Nasty」。
オリジナルではなくカヴァーで始めるという大胆さが強気でいいし、実際、この曲のノリはオープニングに相応しく、一気に沸く。


未発表の「1969」「Rescue Me」に続いて、4曲目で早くも「ハロー・ハロー」。
重要なデビュー曲を早々と歌ってしまうあたりも、まだまだとっておきの曲がたくさんあるのだという強気な姿勢の表われと受け取れるが、ただ、この日集まったお客さんたちにとってはもっとも聴くのを楽しみにしていたであろう1曲でもあるはずだから、もったいぶって最後のほうに持ってきたほうがよかったのでは? という気もした。


個人的に、もっとも強く印象に残ったのが、次の「孤独のハイエナ」だ。
これも「ハロー・ハロー」のカップリング曲だが、レコードとはアレンジが大きく異なり、とりわけ曲の入り方、そして歌のあとのやや長めのエンディングがグッとディープなものになっていた。
ウルトラQのオープニングのようなサイケな映像が後ろにあったりすると、より効果的だなと思えた曲の入り。
テンポが徐々に落ち、そのタメの部分で引きこんでいく曲の終わり。
彼らの持ち曲の中では、どちらかというとダークサイドによった曲だが、1時間以上のフル尺のライヴでは、こういうグルーヴを伴った曲がとても重要なものになる。
ストーンズのライヴでいうところの「ミッドナイト・ランブラー」的位置づけというか。
いっそ、もっともっとエンディングでしつこく引っ張って、それこそ「ミッドナイト・ランブラー」みたいにテンポを最大まで落としてから、また歌に戻るなんていうやり方をするのも効果的かも、と思ったり。


続いて「凛」。
「マニフェスト」のカップリング曲だが、これもレコードとはだいぶ違った聴こえ方をした(もちろんいい意味で、だ)。
レコードのそれよりも、志帆の歌に説得力があり、壮大なムードが加わっていたのだ。
ホール展開の際には、彼女にピン・スポットライトをあて、ゴスペル・チックに女性コーラス隊などを加えたりしたら、さらにドラマチックになってグッときそうだな……などと僕の勝手なイメージは広がるばかり。


この2曲のカップリング曲が、このライヴの大きな流れの中で、僕にはとても重要なものに思えたのだった。


後半は、「浪漫」「不夜城ブギ」(盛り上げに欠かせない1曲ですね)と続いて、多保くんのギター・プレイにも一層熱が入ってきたところで、待ってましたの「マニフェスト」。
さすがにこの曲での盛り上がりは凄かった。
今、まさに上昇気流にのっているシングル曲ということで、観客の全員がナマでこれを聴けるという喜びを感じているようだったし、何よりそうした客席からのヴァイヴレーションを受け取った志帆の、開放されて歌っている感じが印象的だった。
初のワンマンということで最初は「緊張している」と話し、確かにどこかカタさも感じられた中盤までとはうってかわり、この曲で完全に彼女は開放されて自由になり、あの見事なシャウトもおもいきり客席に放っていた。
やはりライヴとは、観客と一体になって作られるものだな、と。
改めて、そのことを強く思った瞬間だった。


本編のラストは、余裕も感じさせつつ、名曲「愛を込めて花束を」。

また、アンコールではこれからFM局でパワープレイされるらしい「愛と感謝」という曲を観客との合唱で歌い、それがひとつの夢でもあったという彼女たちは、とてもいい笑顔に。


最後は未発表曲の「I Remember」で締め、観客の鳴りやまない拍手と声援に、バンド全員が並んでの挨拶で応えてライヴは終了した。



終演後のメディアに向けての挨拶で、ワンマン・ライヴをやるということがずっとひとつの夢だったと謙虚に語っていた多保くん。
ひとつひとつ夢を叶えていく、その時間を共有できる喜びのようなものを、僕も感じられて嬉しくなったりも。


その後、すっかりいい気分になって4時過ぎまで飲み、ワタクシ、けっこうな酔っ払いに。
やってはいけない焼酎とワインのちゃんぽんを油断してやっちゃって……翌日はヘロヘロなり(苦笑)



マニフェスト/Superfly

ヒット中の2ndシングル。

やはり、この曲の盛り上がり方は最高潮と言っていいものでしたね。