7月7日(土)
昼。
市ヶ谷のソニーで、ji ma maの取材。
実に3年ぶりの新作『裸足 からびさー』を完成させたji ma maこと宮平照美は、僕の大大大好きな沖縄のシンガー・ソングライター。
今年になって久々に東京でもライヴをやるようになり、もちろん観に行って会ったりもしていたのだが、ゆっくり話すのは前作以来だから3年ぶり。
訊きたかったことがた~っくさんあったので、1時間半じっくりとインタビュー。
えっと、このこと含め、ji ma maについてはいろいろ書きたいことが溢れているので、後日、改めていっぱい書きます。
その後、千葉へ。
幕張メッセで、ライヴ・アース。
会場に着くとAIちゃんが最後の曲を歌っているところだった。
で、そのあと僕が観たのは、イグジビット、Cocco、リンキン・パーク、リアーナ。
イグジビットは前にフジだったかで観て以来。
まさに、オレさまのヒップホップを真正面から。
ぶれも揺らぎもない、どーだ!っていうステージ。
Coccoは、プロデューサーでもある長田進とのアコースティック・セットでのステージ。
実を言うと今まで僕は彼女の音楽をそんなに聴いてこなかったし、ライヴを観たのもこれが初めて。
デビューする頃にある雑誌に原稿を頼まれて書いたことがあるのだが、事務所がその文を気に入らず、雑誌に出さないみたいなことになったりなんかして、それが尾を引いてたってわけでもないんだけど、まあなんとなく距離を置いてたところがあったかな。
しかし、この日初めて彼女の歌をナマで聴いて……感動しちゃったのだ!
かつての激情の表現(僕は苦手だった)とはうってかわって、この日聴いた彼女の歌は大きな愛に満ちていて優しくて強い願いや祈りを感じさせるものだった。
新しいアルバムが出るそうなので、これはちゃんと聴いてみよう。
リンキン・パークは、この日の実質上のメイン・アクト。
自信に満ち満ちた演奏と歌。
僕はラウドなヘヴィ・ロックといったものを聴かないのだが、なるほど、このバンドが人気があるのはよくわかる。
最後がお目当てのリアーナちゃん。
なんと初の、そして待望のバンド・セット。
兄貴分のニーヨが未だバンド・セットでやってない中、彼女は一足早く“先へ”と駒を進めたのだ。
もはやダンスホール要素もR&B要素もほとんどなく、行き方はポップ・ロックでわかりやすくアイドル的。
好きだったデビュー作の頃の太陽サンサンの島っコといった雰囲気は意識的に消されてしまったようなのが残念と言えば残念だが、まあ、ショート・ヘアの彼女もかわいいからいいか。
一本調子目だったヴォーカルも、ダンスやちょっとした演出で「見せる」ことによりカヴァー。
バンドをつけたことで、いろんな部分に広がりがでた。
本音を言えば、僕はレゲエをR&Bの中に取り入れるそのやり方がうまかった彼女を好きになったわけで、あまりにポップ・ロック方向に行きすぎるのも「うーん」と唸ってしまうところはあるんだけど。
でも、これはこれでありではあるな。
ラストの「アンブレラ」には、気持ち、あがりました。エラ~エラ~。
遅い時間に家に帰ると、CSであちこちの国のライヴ・アースの模様を流していて、4時頃まで見ちゃう。
CMなどいろんな形でこのイベントの趣旨を流していて、幕張メッセでは考えなかったことをいろいろ考えてみたりもしちゃいました。