昨日は2年前に続き、またウチに友達呼んで、みんなでチャンピオンズ・リーグの決勝を生放送で観た。
今回は僕とヨメとTちゃんがミラン、SちゃんとTくんがリバプールを応援と、3対2に分かれての観戦。
Tくんはしっかり持参のユニフォームも着用。
いやぁ、盛り上がっちゃいましたね、あんな深い時間に。
終わったときには完全に夜が明け、今日は暑くなりそうだなぁと肌で感じながら駅まで歩いて行くときの、あの心地よくも、終わっちゃったなぁという脱力感。
若い頃にオールナイト・ライヴとか行って、騒いだあとに疲れて帰る朝の感じに似てなくもない……。


で。
勝たせていただきましたよ、今回は。
しかも、あんなふうに。
なんと、全部もっていったのはインザーギ。
かっこいいんだか悪いんだか、最早あの大袈裟な動きからはよくわからないというか、ほとんど我が家は笑いに包まれてもいたものだが、とにもかくにもインザーギらしいとしか言いようがない。
いや、ウチら夫婦は前々からあの男のファンで、ウチにはサンシーロで買った“スーパー・ピッポ”と描かれたマフラーが飾ってあったりもするんだけど。
相変わらずというか、一層増した泥臭さ。
あの、愛すべきインチキ臭さ。
「ブハハハ。ピッポらしいなぁ。らしすぎる」と、思わず苦笑しちまいました。
なんなんだこいつって感じ。
だって、あのガットゥーゾからも、「落ち着けって!」みたいに言われてたようだったもんね(笑)
しばらくウチでは、あの2点目のあとの大袈裟でヘンな喜びの動きが流行りそうです。
あれかな、NUMBERの特集号の表紙もこの男になるのかなぁ。
2点目のあとの、あの「プラトーンかっ」というような喜びのポーズとか、表紙にしてほしいものだな。



それにしても、改めて思ったのは、ミランの強さ。
「勝つ」ことよりも、「負けない」ということの、その強さについてだ。
年齢的に若くはないし、圧倒的でもない。でも、しぶとい。
圧倒的に勝利するというより、「負けない」ことを1コ1コ積み上げて結果的に勝利する。
華やかな勝ちじゃなくても、そこにグッとくる。
そこで我を思う。
音楽ライターとして、ベテランと呼べるところまではまだまだ遠く、しかしそろそろ若くもなくなってるところもちょっとあり、勢いのいいライターさんがガツガツのしてきてもいる中で、自分は「勝とう」だなんてまったく思わないけど、でも、「負けない」でやっていきたいもんだなと、そう思う。
な~んてこともミランの勝利に重ねてみたりもして、やっぱりこのチームには励まされるな、大好きだなと、そんなことも思った決勝戦でした。